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原田勝さん「訳した本がジャンルを作る──海外児童文学・YA文学に描かれる戦争と差別」オンライン講演会のお知らせ

【10月16日追記 おかげさまで満席となりました。】

 久しぶりに「翻訳百景ミニイベント」(第25回)を開催します。今回はオンラインでの開催です。

 今年の2月に藤沢市総合市民図書館で、翻訳家の原田勝さんによる「他者へのまなざし 海外児童文学・YA文学に描かれる戦争と差別」という講演会がありました。
 わたしはこのお話を聞くことができませんでしたが、案内やレジュメを拝見して、ぜひこれをより多くの人たちに聞いてもらいたいと思い、春ごろから原田さんにご講演をお願いしていました。当初は対面型を考えていましたが、この社会状況を考慮し、このたびオンライン(Zoomのウェビナー形式)で開催することにしました。
 藤沢市でおこなった内容をベースに、一部を変更して「訳した本がジャンルを作る──海外児童文学・YA文学に描かれる戦争と差別」というタイトルで話していただく予定です(詳細についてはご本人からのメッセージをご覧ください)。

【10月16日追記 おかげさまで満席となりました。】

日時:11月18日(水)20:00~22:00ごろ(90分講演、30分Q&A)
形式:Zoomウェビナー(Zoomのアカウントが必要です。1週間、録画受講できます)
参加費:600円(下記の3種類のどれかの方法で事前にお支払いください)
定員:100名(定員に達したら締め切ります)
※オンライン受付の性質上、キャンセルは承っていません。当日、ご都合が悪くなった場合は、録画で受講してください。

 原田さんのプロフィールとご本人からのメッセージは以下のとおりです。

原田 勝(はらだ・まさる)
1957年生まれ。主に英語圏の児童文学・ヤングアダルト作品の翻訳を手がける。訳書に『弟の戦争』(徳間書店)、『古王国記』(主婦の友社)、『スピリットベアにふれた島』(鈴木出版)、『ブライアーヒルの秘密の馬』(小峰書店)、『ペーパーボーイ』『コピーボーイ』(岩波書店)、『キャパとゲルダ ふたりの戦場カメラマン』(あすなろ書房)など。(ブログ「翻訳者の部屋から」継続中)
 自分が訳してきた作品に、「戦争」や「差別」を題材にしたものが多いことから、なぜそのような作品に惹かれるのか、そして、なぜそれを日本の若い読者に読んでもらいたいと思うのかを改めて考えてみました。
 すると、テーマ性の強い海外の作品を読むことの意義や、文学による擬似体験の力、また、登場人物や読者が若い人たちであることの意味が少し整理できたので、訳してきた本を例に出してお話ししたいと思います。
 ここまでは、2020年2月に「他者へのまなざし」と題して、神奈川県藤沢市で行なった人権啓発講演会と同じ内容ですが、今回はさらに、そこから別の角度に一歩踏みこんで、翻訳者のジャンルについて考えてみたいと思います。
 たとえば、翻訳者は得意ジャンルをもつべきなのか? そもそも「ジャンル」とはなにか? また、この話とからめて、一冊の本を訳すこと、さらに訳した本が増えていくことで得られるものについて話してみるつもりです。
 どうぞよろしく。
 原田 勝

 お申しこみは以下の3種類のどれかでお願いします(なるべく(1)か(2)でお願いします)。

(1) Peatixの翻訳百景サイトで、600円で購入してください。後日、Peatix のメッセージで Zoom の URL をお知らせします。

(2) 下からこのnote記事を600円で購入してください。その後、なるべく早く、「原田勝さん講演会参加希望(note)」というタイトルのメールを office.hyakkei@gmail.com 宛に送ってください。その際、購入時に発行される注文ID(英数字30桁程度のもの)をかならず書き添えてください。メールには姓名を書いてくださるようお願いします。返信で Zoom の URL をお知らせします。メールを送ってくださらないと、Zoom の URL をお伝えできません

(3) まず「原田勝さん講演会参加希望(銀行振り込み)」というタイトルのメールを office.hyakkei@gmail.com 宛に送ってください。メールには姓名を書いてくださるようお願いします。返信で銀行口座番号をお知らせするので、600円を振りこんでください(振込手数料はご負担ください)。振り込み確認後、返信メールで Zoom の URL をお知らせします。

 貴重な機会なので、ぜひご参加ください。
【10月16日追記 おかげさまで満席となりました。】

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