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【ブランド人になれ!】田端信太朗講演会 in KYOTO

田端信太朗さんの講演会に行って来ました。
自分が思わずペンを走らせてしまった内容をまとめています。ほぼ全部ですが。
一言一句、全てが田端さんの言葉ではありません。自分なりの解釈も含んでいます。『自分の意思に反する行動はしない』と語る、まっすぐな田端さんの眼力と破壊力はすごかった。

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なぜ、ブランド人になるべきなのか?

ブランド人とは『人』である。

会社や組織、国という境界線はバーチャルな世界にすぎない。
よく人は、何かと不満があると口にする。
うちの会社は給料が安い...
うちの会社はパワハラだ...
それは違う。

主語は
会社・組織ではなく『人』である。

給料に不満があるなら、管理職の人に意見をぶつければいい。
パワハラをしている上司にぶつかればいい。
会社ではなく、その人にぶつければいい。

何か課題を改善するときも
主語を『誰か』にするのではなく
主語を『自分』にする。

まず、自分が動くこと。


■ 取引費用が低い時代

最近『名無し美容員』が急増
今日では『どこで切るか?』ではなく『誰に切ってもらうか?』個人の口コミやフォロワー数、人気で『その人を評価』する時代

ノマド化・フリーランス化は一過性のブランドではなく長期構造のトレンド

ノマドとは?
英語で「遊牧民」を意味する。
IT機器を駆使して、様々な場所で仕事をする新しいワークスタイル。

今は、IT化の時代
指先ひとつ動かせば、あらゆる情報が手に入る。外の世界を知るコストが下がった。

取引費用と企業の関係は
ベルクマンの法則と同じ

ベルクマンの法則とは?
恒温動物は、寒冷な地域に生息するほど大型化する。
例えば、北極に生息するクマ

□ 取引費用と企業の関係
【過去】
取引費用が高い = 大企業が有利
【現在】
取引費用が安い = 個人や中・小組織が有利


■ 仕事でNOという人は2種類のみ

・上司 ( 組織の代弁者 ) = 中の人
・顧客 ( 市場の代弁者 ) = 外の人
あなたが意見を出したとき『どちらのNOで納得しますか?』


■ 田端信太朗の定義

ブランド人とは?
上司ではなく、市場を見て、マーケットや顧客と繋がり、インパクトや価値を出せる人である。

マーケティングとは、Value of customers 顧客の価値を生み出すこと。

人は、何に価値があるのかは自明できていないことが多い。

例えば…
ソムリエの説明を聞きながら高級ワインを飲む場合、顧客は何に価値を感じているか?
・高級なワインの味?
・ソムリエの話を聞きワインを飲む体験?


■ 提供価値を考える

□ 提供価値の例 -スターバックス-
・コーヒーではなく『空間』
・全席禁煙化 = コーヒーの香りを楽しむ環境

どうやって提供価値を考えるか?

インサイトを鍛える

インサイトとは?
洞察力を意味する。相手の視点に立って相手のことを考えたときに相手がどのように思っているのかという視点。

相手の潜在的な欲求は何か?
他者へのイマジネーションを養うこと。

例えば…
□ ホームセンターでドリルを買いに来た少年
Q. なぜ、少年はドリルを買いに来たのか?
A. 平成最後の夏休みに父と工作をするという思い出作りのため
A. おばあちゃんが拾って来た子犬の小屋を作るため

□ 1ミリも動かないカーシェアリングの車
Q. なぜ、車を動かさないのか?
A. 車内空間を利用
じゃあ、カフェでもいいのでは?
...カフェと車内との相違点は『密室空間』
A. 密室空間を利用した会議電話
A. 男女の愛の空間 ♡

常に、社会性・批判性を持ち、顧客目線で物事を見ること。自社の提供価値を外から冷徹に見ること。会社の社畜では、それができなくなってしまう。とにかく、外に出よう。

クビになる覚悟でいけ!

そのために...

ブランド人になれ!

日常のあらゆる場面でインサイトは鍛えることができる。電車の中で、目の前に座った男性を見て…この人は、どんな時に一番喜ぶのか?どういうことが好きなんだろうか?相手の視点になって想像力を広げること。

正解はない。 大事なのは。

他者へのイマジネーション

人間理解


ここが一番大事で難しい。
でも、おもしろい。


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■ 講演会後

質疑応答も刺激的な内容でした。
また、講演後に、どなたかに話していた言葉も残っています。
『本に書いてあることだけをずっと忠実に従ってもダメだよ。』

これを耳にしたとき...
幻冬社の見城徹氏の言葉を思い出しました。考える読書をすること。
つまり、本に書いてある『他者への想像力』を磨くこと。重要なのは、何が書かれているかではなく、自分がどう感じたか?自分の心揺らぐ瞬間を発見し、思考の軸とすること。

まずは、本で得たことを行動に移す。
そこから、トライ&エラーを繰り返しながら、自分の行動や判断の軸を形成していくことが重要であるように思いました。

大抵のことは、最悪のケースを考えても、そんなに大したことはないし、考えても仕方がない。見切り発車でもいい、自分が正しいと、価値があると感じることを、おもいっきりやっちゃいます。

ありがとうございました。


最後まで読んでいただきありがとうございます。