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Santa Claus is coming to here.

詳細は忘れたけれど、物心ついたころからサンタクロースは日常に潜むファンタジーの人だった。クリスマスは誕生日と同様に、『ほしいおもちゃをなんでもひとつ買ってもらえる日』だと母がわたしに教えたのは、たぶん3歳くらいだと思う。昔から我が家にはサンタクロースがいなかった。いるのは両親。保育園で「サンタはいない」と言い切ったらお友達に泣かれてつかまれてひっかかれた記憶がある。

ずいぶんと現実的な教えを受けて育ったけれど、わたし自身はサンタクロースという存在をとってもすばらしいと思っている。たいせつなだれかを思うあたたかさがいいなあと思うから。混沌としたこの世界に、あたたかなファンタジーがあってよかった。

さて、このエントリは.colonyの今月のテーマ『サンタさんにお願いしたいこと』ということで書いているんだけれども。サンタクロースに何かをお願いしたことないなあ、と振り返っていたら本題に入るまでに時間がかかってしまった。

といっても、特にほしいものがないのです。お願いすることといえば世界平和なんだけれど、それだと年始に神様にお願いすることといっしょになってしまうなあ。みんなは何をお願いするんだろう。

そうだなあ。

こんなに大人になってしまったわたしのところにはいいから、どうかこの世界に生まれて間もない子どもたちみんなにあたたかな夜を。

子どものころサンタクロースに微笑んでもらえなかったわたしがサンタクロースに願うのは、そのくらい。

いつか、わたしもサンタクロースになるのだろうか。もしも親になることがあるなら、サンタクロースはいるんだと子どもに伝えたい。

読んでもらえてうれしいです!とにかくありがとうと伝えたい!