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夏の終わりのハーモニー

9月に入った。
お盆を過ぎたら暑さは和らぐと聞いていたが
厳しい暑さは続いたまま。
何でも天気予報士さん曰く9月も夏!だそうだ。
夜は少し涼しくなったけど。

自分は今年の夏はそれなりに楽しんでいたんじゃないかと思う。
祇園祭や今年久々開催された琵琶湖花火大会、五山送り火。地元の祭りも行けたし。
ベーコンエッグたい焼き、アイスチョコバナナ万歳。

ふと自分の夏の思い出で印象深いのは何かと考えると
1番強く浮かぶのは昔家族で行ったお盆の帰省旅行だ。
父の地元は京都の上の方にある田舎町で電車ではなく車で向かっていたのだが
市内からは到着までかなりの時間のため出発は決まって早朝だった。
子供の頃は自分も妹も身体が小さいのもあってか
座席を寝れる仕様にしてくれて(ワゴン車ではなく普通乗用車)それが好きだった。
長旅なのでカーステレオからはラジオか車中にあったカセットを流していたが
後々僕と妹は成長すると共に当時のお気に入りの曲を集めたコンピカセットをお互い持っていった。
自分がセレクトした曲が皆に好評だと嬉しかったり。
そもそも僕の音楽好きはコレのためにTUBEの「夏を抱きしめて」のCDを買ったのがキッカケなわけだがそれはまた別のお話。

父の地元は自然がいっぱいで少し距離を行けば港町に入り海にもすぐ行けた素敵な場所だった。
あとここに住む人は同じ京都なのに方言があった。
会う親戚皆そうで興味深かったのを覚えてる。
泊まる場所は毎年いつも同じ海沿いのホテルに近い旅館みたいな所だった。
とにかく大浴場が快適で素晴らしく時間帯によっては貸し切り状態になる事もあった。
裏手に海水浴場があり直結になっているので水着のまま行って帰って温泉入る事も可能だったのが魅力だった。
後々改装されて露天風呂が加わり満点の星空の下ゆっくりするのはホントに贅沢な時間だった。
海沿いなので当然食は海産物が多くておもてなしにも程があるぐらいいっぱい出てきた。
美味しかった。

勿論ドライブするにも好環境で色んなトコに行った。
特にとある山頂にポツンとあった服屋&カフェがオシャレでとても好きだった。
今でもあるのだろうか。
丁度城崎が近くにあったのでマリンワールド行ったり(親父が死ぬほどワカサギ釣ってた笑)
父の友達の青果売場でメロンやスイカを御馳走になったり良い思い出が沢山。

生まれてから毎年行っていたが父が亡くなったのを期に全く行かなくなってしまった。
親戚のおばさん(父のお姉さん)とは連絡を取っていて元気そうではあるのだけど、いつかまた1人でも良いから行きたいなあとは思う。
理想はそりゃ家族ができた方が良いけどね。
彼女(奥さん)子供に自分と同じ楽しい思いをして欲しい。いやいないけどね!!
そんな夏の終わりのハーモニー。

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