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はじめまして、banです

こんにちは!塙 達晴(@ban18857062)です。
普段は、経営 / 組織コンサルタントとして仕事をしています。

日々感じたことや学んだことをnoteで社会に対して開いてみたいなと思い、その一発目ということでPCに向かっています。
この記事では、自己紹介をしつつ、どんな情報を発信していきたいのか、コンセプトの整理をしておきたいなと思います。


自己紹介


略歴

まず簡単に略歴から。詳細は割愛しますが、詐欺にあって事業を畳んだ親族を目の当たりにし、自分は何も考えられずただ無力さを感じてしまった経験があり、身近な人・組織を助けられる人材になりたいと思ってキャリアを築いてきています。地方や中小企業で孤独に悩んでいる人たちに寄り添える「夜回り先生」みたいな人になれるといいなと秘かに夢見ています。

青山学院大学経済学部卒業。
新卒にて、大手自動車メーカーグループの金融会社に入社。自動車ディーラーの収益向上や財務体質の改善に向けた金融コンサルティング業務に従事。 その後、株式会社GLOBISに入社。人材育成のコンサルティング業務や他流試合型育成サービスのPJに参画した後、マネージャーとしてチームマネジメントや講師業を経験。 現在は株式会社MIMIGURIにて、経営 / 組織コンサルティング業務に従事しつつ、事業リードとしてUnit経営モデルに取り組んでいる。また、株式会社ワクフリ社外取締役。その他、いと経営学舎(https://itokeieigakusha.jp/)を立ち上げ中。

2024.03時点

現在の所属

現在は、「経営多角化の新たな理論開発・経営人材育成・組織コンサルを行う、研究機関兼 ファシリテーション・コンサルティングファーム」である株式会社MIMIGURIにて、経営/組織コンサルタントとして、またUnitのリードとして仕事をしています。
代表のミナベさんが以下の記事を書いているので、MIMIGURIに興味を持っていただいている方はぜひこちらもご覧ください!


僕の関心


さて、noteのコンセプトにもつながるところなので、僕がどんなことに関心を持つ人間なのか、内的なところを書いてみたいなと思います。冗長に自分語りしてしまって申し訳ないのですが、お付き合いいただけると嬉しいです…!

僕の関心は、現在、経営 / 組織コンサルタントとして企業経営に向き合う中で、「自分も仲間も断罪せずに/裁かずに済む、妥当な人間観に根ざした組織づくりができないものか」というものです。
どうしても人間は分かり合えない生き物で、自分の目線や集団の価値観で相手を見立ててしまう傾向があるなと感じています。僕自身、社会人になってからそういった価値観で評価された経験も、評価してしまった経験もあります。その中で感じた息苦しさ・窮屈さを取り除く組織を作りたいし、そういう社会の方がいいのではないか、という課題認識から、👆のような組織づくりに関心を持っています。

関心の起点

この関心の起点は、学生時代にあります。
僕は小学生まで福岡県で過ごしていたのですが、中学&高校は中学受験で他県に出て、山の上の学校で寮生活をしていました。
自分で言うのもなんですがまぁまぁの進学校で、お医者さんの息子が半分くらい。そのエリアにおいては、多くの人が学校の名前を言うと一目置いてくれる、そんな学校でした。自分の人格を形成してくれた母校です。

そこでは、寮という隔離された空間で思春期の男子が”同じ釜の飯を食う”経験や、”進学校”というブランド特性もあってか、独特の価値観が形成されていました。その中で自分のアイデンティティを作って自信を持っていける同級生もいれば、その価値観に苛まれて窮屈に感じてしまったり、最悪の場合は自分の未来を絶ってしまう同級生もいました。

浅い僕の頭の中に浮かんでいたのは「なんでこんなに優秀な同級生たちなのに、一つの価値観に縛られて窮屈そうにしている人がいるんだろう…?こんなに優秀ならきっと他にも多くの選択肢があるのに…」というのが率直に感じていた違和感でした。

おそらく、将来や大学についてほぼ自由に?野放しに?されていた僕と違って、同級生たちは僕が想像できえた以上の期待やプレッシャーを周囲から受けていたでしょうし、自分に対してストイックなところがあったのだろうと思います。周囲も当然悪意があったわけではなくて、学校としては保護者に期待されていることに応えなきゃ…という外圧や責任に向き合っていたと思いますし、家庭では家庭で同じように何かしらの構造の中にいたと思います。

ただ、どうしても「一つの価値観・見方で自分や周りを断罪してしまうのは本当にもったいないし、人間の幅を狭めてしまうのでは…」という疑問がなんとなく頭に浮かんでいました。


改めて…僕の関心

学生生活のこの疑問・引っ掛かり、今コンサルタントとして向き合っているのもまさにここです。

企業において、その組織の中で形成される価値観が偏っていることはあるし、その価値観が強くなりすぎると〜すべき(Should)という発言が多くなって誰かを裁いてしまう。だけど、人間はShouldで統制できるほど単純ではないし、その価値観で揃えてしまえというのは一緒に組織で働く仲間を「道具/モノ」のように見ているようで気持ちがよくない。弱さもあるのが自然だし、その時点のその人に出会えるのはそのときだけで、変容していく・変わっていく生き物。そこを見ずに、一つの価値観で規定されてしまうのは実態に合わないし、その人も窮屈になってしまう。少なくとも、命を絶つほど追い込まなくても、違う色で”いい”と感じる世界もあると思う。

妥当な人間観をもって、仲間や自分を断罪せずに裁かずに済む組織をどうやったら作っていけるのか。そんな場・環境をどうやったらデザインできるのか。これが僕の関心です。


今の仕事


先述した通り、今は経営 / 組織コンサルタントとしてMIMIGURIで仕事をしています。
会社のスタンスとしても、人を道具として捉えるのではなくて、1人の尊厳ある”人”として接し、そんな人たちが創造性を発揮していける組織づくりとはどのようなものなのか、日々模索していることもあり、今の仕事の中では、ど真ん中で👆の関心に向き合えています。

担当PJT

多様なテーマに向き合っているので以下はほんの一部ですが、僕が担当している・担当してきたPJTは以下のようなイメージです。

  • 経営チームの仲が悪くなってしまい、経営や事業がうまく推進できていないと感じている経営チームの開発

  • 事業多角化を進めていく中で、各事業部への目線・見え方が固定化してしまい、事業部連携がうまくいかなくなった中での組織開発

  • ハラスメントやリストラなどの過去の組織負債がある中での組織再生

  • 事業の業績が悪くなっていく中で、その責任がミドルマネージャー層にあるという見立てが強くなっている中での組織設計

  • ベンチャーにて事業を拡大していくために、経営としてどのようなレンズで組織を捉えるべきか、経営との1on1を行いながらのリーダーシップ探索

  • …and more.

1人の人に寄り添ったり、チームという単位で寄り添ったり、組織の制度設計などマクロの観点で組織単位に寄り添ったりしながら、「自分も仲間も断罪せずに/裁かずに済む組織づくり」に向けて日々試行錯誤しています

また、一応補足をしておくと、これは成長しなくていいと考えているわけではないです。僕個人の価値観で言うと、お互いの状況に対して深く人間理解し、それぞれの状況に人として共感しながら、次の未来に向かっていく姿勢を共に探索するような姿が「善い」と感じています。


PJTで向き合う人間の”生々しさ”

👆のような仕事をする中で、組織づくりで大事だなと感じているのは、断罪せざるを得ない / 裁かざるを得ない構造に対して共感ができるレベルまで理解できるかなのかな、と感じています。
いろんな人の裏側に潜む環境的な構造もあれば、1人の人の中にある内的な構造もあります。ここを理解し共感し寄り添うこと。これが組織づくりの第一歩だと感じています。人間の生々しさに向き合う、という語感が僕にはしっくりきています。

例えば、以下のような状況。もちろん「いや頑張れよ!変われよ!」と外から言うことはできる。だけど、そんなに人間は簡単じゃない。

  • VCから投資を得ている経営者。いろんなステークホルダーに成長できると未来を語り、大きなお金を入れてもらった。当然、責任感・プレッシャーは尋常ではない。お客さんや市場も変わりゆく中で競合もいろんな工夫をこらしてきていて、焦りもあるし不安もある。ふと隣をみると、談笑している経営メンバー。危機感がないんじゃないかと思って腹も立ってくる…

  • 競争原理を経営に取り入れて、部門感で煽りあっている組織構造の中にいる役員。隣の事業部の担当役員にいかに勝ち、いかに利益を上げられるかで代表から評価も信頼も獲得してきた。もっと代表や会社から褒められたいし評価もされたい。ただ、隣の新規事業を応援すると、自分じゃない誰かが注目を浴びる。そんな新規事業を応援する気持ちにはなれないし、なんなら邪魔したい気持ちもなくはない…

  • 数十年、強力なプロダクト・単一事業で売上が安定していた企業で、頑張ってきたミドルリーダー。徐々に売上が逓減してきた中で、「ミドルリーダーがいまいちだ!仕事のやり方を変えろ!」と経営からのお達しが走る。ただ、どうしていいかわからないし、何を変えていいのか精神論だけでは動けない…。人はそんなにすぐには変われない。だけどやる気がないと怒られて、先日降格をつきつけられた…

  • 過去リストラのあった企業の現場社員。また何かあった時、もしかしたら自分もリストラをされるかもしれないという不安。自分の仕事を守りたくて、なんとか自分なりの武器を持とうと頑張ってきたが、そのナレッジを横に展開してほしいと言われている。自分の武器が周りにいってしまうと自分がクビを切られるかもしれないという不安からなかなかシェアをする気にはなれない。だけど、上司からは展開できないことに指摘も受けていて、「もっと会社のことを考えて動いてほしい。視座が低い」と叱られる…

人間は弱さも持ち合わせるのが自然で、聖人君子で生きていけるわけではない。何かしらの承認欲求や競争心などもあるかもしれないですし、どこか不完全なところがあって「それが味がある」生き物だと思いたいなと感じています。生々しさに共感をして、愛おしさを感じて、組織づくりにつなげたい、というのが僕なりのこだわりです。


このnoteで書きたいこと


今回、このnoteのコンセプトにしていきたいのは、その”生々しさ”を少しでも世に開いてみたいと思っています。

開き方は大きく2つ。

まずは、自分がクライアントの皆様と一緒に組織コンサルタントとして向き合っている中で感じたことを開いていってみたいなと思っています。誰かの人としてのあり方や置かれている構造をメタに認知できたりすると、本人は安心できるし、周囲は共感できるようになると思うので、僕が見たり知れた景色を少しでも開いてみたいなと思っています。

もう一つは、かくいう僕自身も一ビジネスリーダーとして / 1人の弱い人間で葛藤ばかりですし、そこに向き合いたいなと感じています。自分も何かの構造の中にいて、自分の見方に囚われてしまっていますし、発達課題に辟易する日々もあります。そんな自分を棚にあげて、外部からやんややんやいうのは簡単ですが、評論家にはなりたくない。以前講師業も行いましたが、自分が体現できていないことを語っているときの自分が嫌いで、嘘つきのように感じてしまう。だからこそ、自分も1人の人間として、自分の生々しさから逃げたくない。そして、その自分自身の葛藤を隠さずに自分の言葉で社会に開くことで、誰かに届くものもあるのではないか、と思っています。

経営者の方、ミドルマネージャーの方、人事の方。また、企業の中で少し疲れてしまったな…と感じている方。何かしらのヒントになると本当に嬉しいです。





今回は気づけば5,000字に迫ってしまっていますが、あまり肩肘はると長続きしない性分なので、今後はもっと雑に書いていきたいなと思います。
共感・批判・疑問、なんでもぶつけていただけると本当にありがたいので、お気軽にコメントももらえるとありがたいです…!

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