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UCくんとTAKさん

ここまで自身に共存するUCくんとTAKさんの紹介をつらつらと
書いてきたのですが、みなさん疑問に思うこと、ありますよね?

はい、わたしはあります。(聞いてない)

そう、それは


なぜ、わたしは難病を発症したのか。


難病は「発症の明確な要因がわかっていない」から
難病であるわけなのですが、まあこの先進的な時代で
全くなにもわかってないわけ、ないじゃないですか。

UCくんとTAKさんの数奇な運命。ご覧ください。


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結論から言いますと、

関連遺伝子・両疾患の遺伝的な類似性がある

ということです。

2015年の京都大学の研究で、

14施設470名の高安病(高安動脈炎、以下TAK)患者さんデータを用いて、炎症性腸疾患の一つである潰瘍性大腸炎(以下UC)の合併が多いこと、合併例の特徴、両疾患が遺伝的に類似性を示すことを明らかにしました。

という研究結果を発表されています。

また、2020年の東北大の研究では、

高安動脈炎における自己免疫の標的となる主要な2つのタンパク質を明らかにしました。高安動脈炎では、これらのタンパク質に対する自己抗体が産生され、血管の炎症を持続させていることが分かりました。さらに、自己抗体の1つが高安動脈炎に合併して起こる潰瘍性大腸炎においても認められました。

という研究結果を発表しました。

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難しい話ですが、つまりは遺伝子の話ってことです。笑

医師にある日、

「あなたは難病です。完治は難しいです。」

なんて突然言われて、はいそうですかってなるわけないじゃないですか。

その事実を受け入れ、ともに生きると決心するまでに時間はかかりました。それまでの間に幾度となく辛い思いをしているし、いまだに

「なんで自分がこんな辛い思いをしながら生きていかないといけないのか」

と思うことだってあります。
でも遺伝子のせいってわかったらもうなんか自分ではどうしようもない
領域にいきましたね、って思ってなんか気は楽になりました。

親は気にしてましたけどね、結局親の遺伝子を受け継いでわたしは
生まれているわけなので。

でも発症するかどうかなんてわたしが生を受けた時にはわからないし、
わたしの場合は

偶然親がその遺伝子を持っていて、
偶然わたしのカラダで発症をして、
偶然共存するようになった。

それだけなんです。
でも前の投稿にも書いたとおり、だからこそ知れたことも
気付いたこともあるので、なにも悲観的な話ではないんですよ。


もし神様がこの世に存在するのであれば、
神様とんだ試練をわたしに課したな、おい。お前事前に確認したか?と
ちょっと嫌味も言いたくなるけど


「君なら乗り越えて楽しく生きていける」


そう思ってわたしにこの経験をさせてくれたのだったら、

神様、見る目あるじゃないか。
わたしはこんなことでは心折れませんよ。

そんな強い子に、親は生んで育ててくれました。


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長くなりましたらこちらでわたしの自己紹介、終えたいと思います。
今後ともマイペースな3人(体は1人分)をどうぞよろしくお願いします。


2021/02/09

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