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もう一人のボク:UCくん③
―――― そんなこんなで出会ったUCくんとわたし。
今年で12年目になるマブダチですが、彼が活発な時は
食事などにも気を付けています。
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食事の面で言われていたのは、活発で炎症が起きている際は
消化の機能も落ちているので、繊維類や動物性の脂は消化に
エネルギーを使うので悪影響だとのこと。
なので消化の良いものを症状が出ている際は食べています。
例えば豆腐とかですね!!湯豆腐最高!!
ちなみに植物性の脂は良いそうでナッツ類とかはいいみたい。
退院してからはより意識してたので、ずーっとクルミを
ボリボリ食べてました~大好きだったポテチ食えなかったんでね。
脂質って商品とかに書いてあるじゃないですか。
退院したての頃は本当に過敏になっていたので学食とかコンビニでも
一人じーっと成分表示よく見てました。10g以上入っていると
なんかよくないかもって避けてましたね~いや~意識高い。
あとわたしはもう一人のオレ(次回の投稿で紹介します)の
影響もあって血液サラサラお薬飲んでいるので、ネバネバ系も
(あんまり)食べちゃいけないらしいので納豆とか長芋とかも
調子悪いときは控えています。
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・・・とまぁ彼が活発なときはいろいろと制限はあるものの、
しっかりと仲良くしていればそんなに悪さしないのが
わたしの中にいるUCくんです。彼と出会ってすぐは
「なんでこんな辛い目に遭わないといけないのか」
と病院のベッドで途方に暮れてましたが、今思えば
悪いことばかりではなかったです。
食事をまともに摂れず、約1ヶ月ぶりに食べた病院食は
(その時は卵とじだったんですけど)
今でも味が思い出せるくらいに感動して一人病室で涙を流しながら
食べました。本当に美味しかったです。
普段当たり前に摂っている食事って当たり前じゃないんだって
気付きました。食のありがたみを教えてくれた。
家族もありがたみも教えてくれました。仕事で忙しいのに
毎日見舞いに来てくれて。かかりつけ医の診療所で仕事をしていた
母は、わたしが入院していた間は心配だと言ってとても疲れ切っていたそうです。父も遅くても毎日連絡をくれて休みには必ず顔を出してくれました。
母や家での両親の様子はあとからかかりつけ医に内緒で聞いたので、
そのあと病室でまた一人涙を流しました。
誰も悪くないけど辛い心配な思いをさせたと。
そしてこの世に「当たり前」なんてものはないことも教えてくれました。
何気ない日常は些細なことで奪われたり失ったり。わたしは今こんなに
元気にまた「当たり前」だった生活を今も送っているけど、どこかには
絶望に打ちひしがれている方がまだこの世にはたくさんいるってこと。
いまこうしてこの記事を書けていることだって当たり前ではないです。
経験したからこうして気づき、書けているのです。
日々過ごしているとこういう想いを忘れて生きているけど、
こうして振り返ることで当時の想いを思い出します。これは一生
忘れちゃいけないなーって思うので、こうして形に遺します。
わたしよ。いつまでも彼と仲良くやるんだよ。
彼は悪いやつじゃないんだ、時には彼、人の体で暴れまわるけど
その時はきっとこういったことを忘れているときだ。
彼はわたしに大事なことを教えてくれた、「親友」です。
この出会いに心から感謝します。
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2021/02/04
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