アナログレコードが楽しい6つの理由!(3&4)

今回は前回の記事の続きです。もしまだご覧頂いていない方がいらっしゃったら、よければお目通し頂けたら嬉しいです^^

アナログレコードってなんでこんなに楽しいんですかねぇ。今回は3番と4番について考えてみたいと思います!


アナログレコードのメリット6選!

1. インテリアとしても最適!大きなジャケットが放つ魅力

2. コレクター心をくすぐる!盤ごとの音質比較や高音質再発盤の追求

3. ちょっとしたひと手間がかかることがかえってリスニング体験を豊かにする

4. CDやサブスクで聴ける音源よりも良い音で聴ける!?

5. シングルでリリースされた曲は特に音が良い

6. カートリッジの世界:自分好みの音をどんどん追求していこう!


3. ちょっとしたひと手間がかかることがかえってリスニング体験を豊かにする
以前も記載したように、レコードはCDと違い、利便性の面では劣る部分があります。一回ディスクをプレイヤーに入れれば終わりなCDと違い、アナログレコードは1つのタイトルがA面とB面に分かれています。つまり、シングルではカップリング曲を聴くために盤面を裏返す必要があり、アルバムでも後半の曲を聴くために盤面を裏返す必要があります。

これを面倒と捉えることも出来ますし、一種の「儀式」として捉えるかで判断が分かれるところではありますが、
個人的には後者のように、「どうせ手間がかかるならその面倒をむしろ積極的に楽しんでみよう!」とMっぽく考えています笑

例えば途中で盤面をひっくり返さなければいけなかったり、曲を途中で変えたければプレーヤーの目の前まで行って針を持ち上げて聞きたい曲のところへ再度落とし直す「作業」が発生するぶん、便利すぎてどうしても「ながら」で聴いてしまうCDの時よりも、より集中して音楽と向き合うようになれました。
マジかよ?って思われる方もいるかも知れませんがこれ本当です笑
つまみ食い的に収録曲の一部を聴くのではなく、アルバムの頭から再生して、アルバムのコンセプトやアーティストの意図とかも意識しながらリスニングする機会が増えましたね。

他にもこんなアイテムがあります↓笑

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これは「ディスクスタビライザー」と呼ぶことが多いのですが、早い話「重り」です。盤をプレーヤーにセットしたらその上にさらにこれをセットして再生するんです。そうすると盤がプレーヤーに対してより密着しますので、カートリッジがレコードの盤面をトレースする際の精度をより安定させられるメリットがあります。
当然レコードをひっくり返す時にこのスタビライザーも一度外す必要があるので、手間が1つ増えるのですが、再生している際にこれを見るのは、見た目的にも非常にかっこいいです笑


4. CDやサブスクで聴ける音源よりも良い音で聴ける!?
これはこれまでも活発に議論されてきた点ですが、結論から言うと「一定条件を満たせばレコードはCDの音質を体感上超えられます」。
ではその条件とは何かですが、以下に4点箇条書きしてみたいと思います。

・レコード盤の盤質がいいこと(ホコリや傷等が少ないこと)
・カートリッジが交換可能なプレーヤー(音を拾う入り口であるカートリッジを一定水準以上にしたほうが良いため)
・プレーヤーとスピーカーはBluetoothではなく有線で接続
・プレーヤーとスピーカーの間に噛ませるアンプとフォノイコライザー(これらの詳細は別の記事で。今は一旦「機材の種類なんやな」くらいで大丈夫です)は、レコードプレーヤー内臓のものではなく、外出しのものを使う

まず、盤質ですね。これは絶対条件です。いくら良い機材を揃えたとしても、肝心の盤が傷だらけやホコリだらけでしたら、ノイズまみれで聴けたもんじゃなくなってしまいます。レコードリスナーは必ずと行っていいほど専用クリーナーを持っていますので、これはマストで購入しておきましょう!

続いてカートリッジについてですが、ビギナー用のプレーヤーも最近は進化著しいですが、やはり音を拾う入り口であるカートリッジには最低限こだわりたい。別にべらぼうに高いカートリッジである必要はありません。各個人の音の好みにもよりますが、5000円くらいから十分質の良いカートリッジが買えます。そのためにも、アームとカートリッジが一体になっているプレーヤーではなく、アームの先につけるカートリッジは好きなものに変えられる仕様のものを選んでおきましょう!

Bluetoothについてはもはや書かなくても良いかもしれませんね。Bluetoothも最近は5.0など新たな規格が出てきていますが、それでもやっぱり有線で聞くよりは圧縮伝送の関係で音質が劣ります。最近の安価なレコードプレーヤーにはBluetoothで対応スピーカーに直接接続できるものもありますが、音質を追求する上では、選択不要の機能です。音の代わりに利便性を取るのであればアリだとは思います。

最後に機材を外出ししよう、という話をします。詳細は別の機会に触れますが、レコードってプレーヤーとスピーカーさえあれば再生できるわけではないんですね。基本的にプレーヤーとスピーカーの間には、「フォノイコライザー」という機材と「プリメインアンプ」という機材の2つが必要になります。一部のプレーヤーにはこの2機材が内蔵されているモデルもありますし、一部のプリメインアンプはフォノイコライザー機能も内蔵してくれているモデルもあります。その上で少しでも音質を良くしたいのであれば、ここの2機材をプレーヤー内臓ではなく、プレーヤーの外に外出しすることをお勧めします(プリメインアンプにフォノイコライザー機能が内蔵されているモデルについては結構良い音質のものもある印象です)。つまり、レコードプレーヤー→フォノイコライザー→プリメインアンプ→スピーカーの接続順のうち、2つ目以降は少なくともレコードプレーヤーの外で専用機材を使おうということです。やっぱり、特定の機能に特化している機材は、レコードプレーヤー内におまけ的に内蔵されている機能よりも音質が良いですからね。
今後別の記事で個人的にオススメの機材なども記載していければと思っておりますので、まずはイメージだけでも捉えて頂ければ嬉しいです!

今回も長文失礼しました。
最後までお読みくださった方はありがとうございます!
これらの記事はこれからレコード始めたい方を念頭に書かせてもらっていますが、こうした記事やマニアックな記事までどんどん拡充していければと思っています!次回はレコードを楽しむメリット5番と6番です!

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