アナログレコードが楽しい6つの理由!(1&2)

前回の初投稿記事を読んでくださった方、ありがとうございました。今回からは、タイトルにもあるように、レコードがCD等の他のメディアフォーマットと比べてなぜ面白いのか、を語っていきたいと思います。


そもそもアナログレコードって何?
正直僕もビビっております。ここまでアナログレコードが世界中で人気再燃していることに。アナログレコードはサイズや収録曲数等で何種類か呼び方が変わったりしますが、以下のようなディスクや再生装置を見かけたことはありませんか?

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これがアナログレコードとプレーヤー(ターンテーブル)です。
今後は何回かに分けて、利便性全開のこの時代にアナログレコードが何故人気なのかを考えていきたいと思います。
まずはレコードの楽しさを大きく分けて6つ程挙げてみました。

アナログレコードのメリット6選!
1. インテリアとしても最適!大きなジャケットが放つ魅力

2. コレクター心をくすぐる!盤ごとの音質比較や高音質再発盤の追求

3. ちょっとしたひと手間がかかることがかえってリスニング体験を豊かにする

4. CDやサブスクで聴ける音源よりも良い音で聴ける!?

5. シングルでリリースされた曲は特に音が良い

6. カートリッジの世界:自分好みの音をどんどん追求していこう!


今回は最初の2つについて語っていきたいと思います。


1. インテリアとしても最適!大きなジャケットが放つ魅力
ドラマやCMのセットでもお馴染みになりつつありますが、やっぱりレコードってポッと家に飾るだけでもすごいオシャレに見えます。映えってやつですね。同じアルバムをCDと並べてみてもその大きさの違いは歴然ですね↓笑

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こうした大きさは間接的に「所有感」にも繋がってきたりもしますので、CDの時以上により一層一つ一つの作品に対して愛着が湧いたりするものです。


2. コレクター心をくすぐる!盤ごとの音質比較や高音質再発盤の追求
これはレコードを楽しむ上で最も大きな醍醐味の1つと言えるでしょう。
まずは百聞は一見にしかず。以下の動画は、同じ曲を別の盤同士(最初期盤とその次に出た盤)で比較したものです。大きな音で再生してみるとより違いが分かり易いかと思います。動画の0:01からと5:35からを聴き比べてみて下さい。
https://youtu.be/9473P_0oH84

さて、何となくでも違いが分かりましたでしょうか?最初の方がベースなどの低音を中心に、かなり大きめに音が収録されていませんでしたか?
これはLed Zeppelinの2ndアルバムにおいて、USオリジナル(アメリカでアルバムが発売された当時に製造&販売されたリアルタイム盤)の特に最初期盤でしか聴けない、通称「ラウドカット盤」と呼ばれるエディションになります。

続いて以下の動画を御覧下さい。
https://youtu.be/WxbCj23zYKk

これも同じ曲をカナダ盤と日本盤で比較したものです。カナダ盤の方が音が元気な一方、日本盤はどこかおとなしい音に聴こえませんでしょうか?

同じ曲やアルバムなのにも関わらず、なぜこのような違いが出るかについてはまた別の機会に詳細を説明しますが、アナログレコードには、「リリースされた国」「リリースされた年」「プレスされた順番」等で随分と音のキャラクターが変わります。またこれらは盤によってランダムな博打ものではなく、明確に傾向として現れますので、マニアの中には「UKオリジナル盤至上主義!」といった方も多くいらっしゃいます。

また、限定生産ではありますが、製造や音のマスタリングに独自に気を使って超高音質化を目指したレコードメーカーのタイトルも有名です。これらは、正規のレーベルから特別な許可をもらってマスターテープを借り受け、ごく少数だけ独自に高音質盤を作成し、公式販売するというものです。Mobile Fidelity社やClassic Records社、Analog Productions社といったメーカーが有名です。こうしたところから出るレコードは、高価格になりがちな一方で、オリジナル盤と肩を並べる(場合によっては凌駕する)ほどの音質を誇ることがあります。

このように、アルバムごとに自分好みの音を追求する楽しみがレコードにはあります。好きなアーティストのアルバムをレコードでバージョン違いで見つけた際には、ぜひこういった観点でも聴き比べしてみて下さい^^

次回は上記したレコードの面白さのうち、3番と4番を解説していきます!

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