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#0 プロローグ │ ep1 深夜の打合せ!醸そう屋号!

前回までのあらすじ

人生に選択肢をもつべく「自分業」についてぼんやり考え始めた私。
所属するコミュニティ・ウェルビハブ(以下、WBH)で「モヤモヤやアイデアを形にする壁打ち」を始めたところ、さっそくお2人からお声がけが!

いきなりのラスボス降臨

ありがたい限りなのですが、そのうちひとつは「自分業の屋号&コピーを形にしたい」というご依頼でした。
や、や、や、屋号!!!開業届に載るやつ!!
飲み屋で意気投合した人が実は大企業の会長だった、くらいの衝撃!
屋号といったらひとつの企画の成立にとどまらない、この先の根っこになるものです。
これはじっくりご依頼主のミキさんの想いをきいてつくらねば!とDiscordのDMでヒアリングするところから始めました。

深夜の打合せー23時に逢いましょうー

ミキさんは4人のお子さんを育てつつフルタイムで働きつつ自分業や地域のお仕事もされているスーパーウーマン。(ご本人は「そんなことないです〜」っておっしゃるけどまごうことなきスーパーウーマンです)
私も一応子育てワーママの末席を汚すものとして、落ち着いて2人で話せる時間は深夜(もしくは早朝)のみ。
当初テキストベースのやりとりをしていたものの、やはり伝わりきらない・感じきれないところがあり、寝かしつけ後の深夜のzoom会に移行したのでした。

ミキさんは麹を軸にして働くママたち、ひいては家族・地域・社会に広がる健康で幸せな輪を広げていくという強い志をお持ちでした。
WBHでは先行して「麹ワークショップ」を開催してくれて、すっかり皆麹の虜に!「麹を仕込む」って言葉だけで豆腐屋さんの朝みたいなハードルの高さを感じる料理苦手民の私でも、このワークショップをきっかけに日常的にすっかり使えるようになっております。(本当にびっくりするくらい手間がかからず麹調味料ってできるんですよ)

溢れる想いに要注意

志が高く、理想のイメージもあるミキさん。伝えたい想いが溢れています!わたしもできることなら皆直接ミキさんの想いを聞いてほしい!
でも、実際それはできないじゃないですか。
そこで何を伝えるのか、というか「何が伝わるといいか」が大事になります。
究極、ミキさんの人となりも知らない方がミキさんの麹を通した活動に出会った時に最低限伝わるべきことはなに?ということを選んでいく作業をしていきます。
最初から全部伝えようとすると「お、おう・・・」と引かれてしまったり「あ、ちょっといま時間ないんで・・・」と逃げられてしまうかもしれないし、ただでさえハードルが高そうに見える麹だと「やっぱ意識高い人じゃないとできないよね」となってしまうかも。
そんなもったいないことしたくありません!

選ぶ・削る・ずらす

元々お持ちだった「Totonou」というワードはネーミングだけだと整体とかヨガとか、そっちのイメージかも。=誤認につながるかも。とか、「自然の力と育つイメージ」で「Farm」も考えたけど、他の人に聞いてみたら「牛のイメージ」となってしまった。とか。
サービスや自分の想いを起点に考えていると、前提が組み込まれていて第三者には伝わらない・違うものが伝わってしまう、ということにもなります。

言葉として残すべきか、イメージとして残してロゴに反映するべきかというのもそう。
ミキさんは「幸せが伝播していく」ことをとても大事に思っていて、それは伝えていきたい。
でも「麹づくり」からの距離はちょっと遠い。言葉で入れると過程も伝える必要が出るので長くなっちゃう。
じゃあ「広がっていく・伝播する」イメージはロゴで視覚として表現できないかしら?とか。

それはまぁ色々な話をふたりでああでもないこうでもないと言いながら模索したのでした。

(WBHというコミュニティで何度も顔を合わせているからこそ夜中のすっぴんパジャマ姿でもいけたのは良かった。笑)

サービスの整理をしたり、イメージのワードを並べたり、発酵について調べたりの形跡の一部

想像できる余白をつくる

色々な案をお互いだして、段階的に他の人の意見も聞きながら、最終的にはWBHのメンバーに投票もしてもらい、「第三者の目」と「ミキさんの想い」がクロスするところを探していきました。

そうしてたどり着いた屋号ーkamosto(かもすと)

サービスの基になる「麹」独特の「醸す」という表現を使って、その先に変化が起こることを表現しました。
思考や想いを一旦寝かせて熟成させることを「醸す」ということもありますが、ミキさんはコーチングもされていて、麹を通じて身体だけでなく生活や心も整えていって幸せな状態を作る、みたいなところも将来的にできるといいよね。という思いも込めています。
「醸す」先の変化、麹を使った日常で感じる「いいこと」は人それぞれ。
料理苦手の克服、時短、健康。などなど。
なので、「醸すと、●●」と限定しないでその人なりの「いいこと」が起こるよ。と、コピーには「おいしい」「ととのう」というちょっとだけ具体的に得られそうなメリットを入れつつ、屋号としては余白を作ったつもりです。

オリジナリティ+被りにくくなる(検索性があがる)のでkamostoは造語。
最後「to」にしているのは前置詞「to」の「〜へ向かう」イメージを踏襲したかったから。

ちなみに、ロゴもすっごく素敵。麹の基となるお米や穀物から、幸せがじんわり広がっていく・・・まさにイメージ通りで感動しました!

ロゴはデザイナーくみさん(@goodbye_bonmama)の作品

お話をいただいてから約3ヶ月。
初めての壁打ち、試行錯誤しながらでミキさんには不安と心配と色々お掛けしてしまったかと思いますが、無事カタチになって感無量です。
屋号やロゴについて書かれたミキさんのnoteはこちら!

kamosto ミキさんについてはこちらから

X    :@lifecoachmiki
LINE    :https://line.me/R/ti/p/@133laoyw
 ※こちらにレッスンの案内などあります!
Instagram :miki_koji_4kidslife
note     :https://note.com/lifecareercoach

初戦にして決戦だったep1。
なかなかどうしてすばらしい経験ができました。こんなスタートの切り方なかなかできません。ありがたや。
ミキさんに壁打ちを勧めてくれたあきかさんにも感謝カンゲキ雨嵐!
と感謝が尽きないところで、今日はここまで。

次回!「やるぜイベント!こいつぁおもしれーことになってきた!」
楽しみにしてくれよな!(CV.野沢雅子)


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