【登壇レポート】Cyber-sec+ MeetUp vol.1で発表しました【資料作成の裏側】
みなさま、お久しぶりです。つくしです。
2023/09/07にCyber-sec+ MeetUp vol.1で登壇させていただきました。
心臓バクバク、手が震える中での登壇でしたが、無事に最後まで発表することができました。
イベントを運営してくださった皆さま、聴いてくださった皆さま、質問してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
さて、今日のnoteでは資料作成の裏側をテーマに、発表資料の作成プロセスをご紹介します。
書こうと思ったきっかけは、複数人の方から「どんな風に資料作成されてるんですか?」と質問されたからです。もしかしたら、誰かのお役に立つかな?と思いまして、書いてみることにしました。
STEP0 資料作成の心構え
まず始めに、私の資料作成に影響を及ぼした二冊をご紹介したいと思います。これらの本に書いてあることは常に意識しています。
1️⃣ 理系のための口頭発表術
大学一年生の時に出会って以来、資料作成のバイブルとなっています。
「理系のための」と銘打ってありますが、口頭発表する全ての人におすすめしたい原則が書いてあります。
プレゼンはお土産であり、聴衆が「持ち帰れるもの」であることが肝心だ。
この言葉がいつも私の脳裏にあります。
2️⃣ 伝わるデザインの基本
こちらの本はデザインの部分で参考にしています。見やすいフォント、目に優しい配色の考慮、区別しにくい色がある方への配慮、そういったことが書かれています。
「プレゼンはセンスのある人だけが作れる」のではなく、「プレゼンも理論を学んでスキルアップできるものなんだ」と気づかせてくれた一冊です。
STEP1 アウトライン作成
次にアウトラインを作成します。ここでは主に2つのことを明確にします。
ここをひたすら練り上げます。
特にお土産メッセージは「お土産」であることを意識します。
お土産は人に配れるもの。
他の人につい話したくなるようなメッセージを考えていきます。
今回のイベントでは、下記のように考えました
STEP2 台本をざっくり書く
次に台本をざっくり書きます。
これは、いきなりスライド作成から始めると、途中で新たに話したいことが浮かんで、ひっちゃかめっちゃかになるのを防ぐためです。
実際に声に出すのもいいと思います。
話の流れはいつもこんな感じです。
特に「本日のテーマ」「本日のゴール」「アジェンダ」は必ず入れています。あらかじめ「今日はこんな話をしますよ」とお伝えすることで、聴き手が本編にスムーズに入りやすくするためです。
STEP3 スライドをデザインなしで作る
話すことがある程度決まったら、次にスライドをデザインなしで作ります。これは、はじめから配色やイラストに着手して、準備時間が足りなくなって、尻すぼみなスライドになることを避けるためです。
台本の内容をスライドに入れ込んでいく形で大丈夫です。「ここは文章が多いから2ページに分けよう」「ここはイラスト付きで説明しよう」といったことをイメージしながら、タイトルと文章を書いていきます。
STEP4 配色とデザインを決める
ここでいよいよ配色とデザインを決めていきます。配色はGoogle ChromeのDevToolsで色覚多様性の見え方を確認しながら決めました。DevToolsの使い方はDevelopers IOさんのブログを参考に学びました。
DevToolsで検証しながら青色が万人向けそうだと思い、メインカラーを#0072BCの色にしました。次にcolorateというサイトで、メインカラーを薄くした色(#DAEAF5)も決めました。この淡色は、枠で強調したい文字を囲ったときに、背景に使うための色です。
デザインについては、M PLUS 1pというフォントを使いました。Google Slideに搭載されているゴシックフォントです。親しみやすさと可読性が高く、太さのレパートリーも豊富なので、選びました。
STEP5 文字を削ぎ、イラストを加える
STEP3で作成した文字だらけのスライドに、色とデザインを加えてブラッシュアップしていきます。その際にできるだけ文字を削いでいき、イラストでの表現に変えていきます。イラストはソコストさんを利用させていただきました。
ここの作業で図1のスライドは2枚になりました。
STEP6 発表練習を行い、微調整する
最後に、発表練習をしていきます。20回くらい練習しました。
話していくうちに「この表現は違うな」というのが出てきますので、スライドの表現を微調整していきます。
以上、資料作成の裏側を紹介させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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