やるべきことが分かっているのに、どうしてできないのか?〜私の場合
(写真はカリフォルニア州ロングビーチ空港隣接のモールで見かけた世界の都市の時計:2021年8月撮影)
ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健です。
あなたが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。
一回たまたま読んでくださった方にも、シリーズのようなもの追いかけて読んでくださる方にも、成長のための何らかの刺激や気づきになることを願って書いています。
今回は「やるべきことが分かっているのに、どうしてできないのか?」と題して私がこの問いにどのように答えて来たかを考えて見ます。
「あ〜あれやらなきゃな。」
そんな言葉が脳裏をかすめる前に、すぐにやるべきことを遂行している方は、こんな言葉を発したことがないのでしょう。
でも、この記事を読んで「へーそんな事もあるんだ」と周囲でもたついている人の気持ちを少し理解できるかもしれません。
理由1:やるべきことが分かっているつもりだったけど、
本当は分かっていなかった
勝手にこれをああやって、それをこうやってと思い込んでいる。
これは結構大変だなとか、あれをまずやっておかなきゃと思い込んでしまっているのです。
全く勘違いをしていることもあるでしょう。
携帯の機種変更の際に、かつては、データの移管を販売店にお願いしていたことがありました。当時はそれが普通だった様な気がしています。
iPhoneが初めて販売されてから程なくして、米国に4年半ほど滞在していました。
米国では新規にiPhoneを購入し、機種変更はしませんでした。
そんなこともあって、日本に戻ってきてから最初の機種変更では、購入後すぐにデータの移管に取りかかりませんでした。
随分大変な作業をするつもりで、充分な時間が取れるまで手をつけなかったのでした。
実際はものすごく簡単に、しかも短時間でデータ移管ができました。
やらなければならない事を理解していなかったのです。
逆のパターンもあるでしょう。簡単だと思っていたのが、そうではなかったということもあると思います。
実際に何をする必要があるのかを明確にすることは、やはり大切です。
理由2:やる気が出てから始めるより、始めるとやる気がでてくる
かつては、スタートを切るためにはやる気が必要だと思っていました。
無性にやりたくなって、やる気が抑えられなくなって、やるべきことをし始めるという順序にこだわっていたのでしょう。
確かに、どうしてもやりたくなって、取り組むこともあるのです。
しかし、ほとんどの事はやる気が充満してから取り組むことにしていれば、何も手につけられなくなってしまうのです。
やる気があるかどうかは別として、まずやり始めることだと思います。
noteを書くことについて、いつもそう思います。
書きたい気持ちがあふれてくるまで待っていたら、1週間に1回しか投稿できなくなってしまうように思います。
書き始めると段々あれも、これもと書きたい事柄が頭に浮かんでくることが多いように思います。
まずは取りかかって見ることだなぁといつも思っています。
理由3:〆切りや期限がないので、お尻に火がつかない
何をするのかも分かる、なぜしなければならないかもわかる。
でも「いつまで」にしなければならないかが、わからないのでできていない。
いつまでが、決まっていないこともあります。
自宅の庭木を剪定しなければと数ヶ月前に思ったのですが、未だに剪定していません。
剪定をいつまでにする。これが決めていなかった理由です。
優先順位の問題でもありますが、タスクのリストにも上がっていなかったので、いつまでたってもスケジュールに入れられることはなかったのです。
〆切りや期限があるとやはり、取りかかるようになりますから、とりあえずでも期限をきめることは、役に立つように思います。
理由4:励ましがないので途中で挫折する
誰がなんと言おうとやり遂げるのだ!そんな気持ちで取り組むこともあるのですが、実際にやり遂げるためには励ましが必要なのではないでしょうか?
リーダーシップの学びがしたくて、米国の大学院に入学したまでは良かったのです。
日本からカリフォルニア州の大学院へ通学(?)しながらの学びは、何度も中退しようかと思いました。
やっぱり修士号はいらない、学位が欲しくて入学したわけじゃない。もうやめてもいいや。そんな気持ちに何度もなりました。
幸い妻が絶対にあきらめるなと強く押してくれたので、なんとか卒業することができました。
どちらかと言うと楽観的なので、あきらめようなどと思うこともないのですが、大学院の論文を書くことについては、あきらめたくなったのでした。
人によって何が励ましになるのかは異なるとは思いますが、あきらめそうになったときの励ましは、やり遂げるために必要不可欠と思います。
まとめ
やるべきことをやり遂げることに困難を覚えることが、アラカン私にはまだあります。
もしかすると、これを読んでいるあなたも、ここに書いた以外の理由で悩んでいるかもしれません。
興味深く励まされたことばを聞きました。
「二歩前進三歩後退、結局五歩も歩いたよね!」
無駄になることは一つもないのだな、と思います。
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
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