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今までの人生93(私のうつ病と伯母の認知症25)

書類書きやATM振込をしたことがない従姉。
一通り暗証番号入力以外は一緒に操作し
何とか振込も完了。

「はぁ・・・こんなの毎月やるのしんどいね。」

と従姉は言った。

1回振込先登録しておけば
あとはそれを選択して金額ポチポチして
確認画面で間違いがなかったら
振込ポチってするだけだから大丈夫だよ!

「う〜ん・・・後ろに人が並んだりすると
   焦って頭真っ白になっちゃうんだよね。」

気持ちはわからなく無い。

70代半ばの母も同じだ。
プリカ決済等や自動支払い機は嫌がる。
プリカ決済はほぼしなくても
自動支払い機は増えている。
そもそもタッチパネルになっているのが
お年寄りには難しいとは私も思う。

だが従姉はまだ50代だ。
独身だし色々自分でしなくてはならない。
頑張ってくれ〜!
と、思いながら
買い物を済ませる。

付き合ってくれてありがとね〜。
と、お菓子を貰い
できることしか出来ないから!
と、言ってありがたくお菓子を頂いた。

自宅に帰宅し荷物を片付け
従姉の話を母にした。

従姉は高校卒業してから
作業職一筋でずっと同じ職場のパートをしている。
仕事での書類書きはほぼなく
ATMもお給料の引き出ししかしたことが無いことで
苦手意識が強いみたいだと母に話した。

これから一人でやってかなきゃなのに
大変だね・・・

と、話しをし残りの数日は母と過ごし
実家訪問から帰宅した。

次の訪問日を母と決めた頃
また従姉からLINEが来た。

伯母のケアハウスにお小遣いを持って行きがてら
様子も玄関先で見れるみたいだから
従姉と母と私の3人で行ってみないか。

と、いう誘いだった。

母に話すと膝痛いしなぁと言っていたが
従姉が行き帰りタクシーにすると言うので
母も行くことになった。

ケアハウス訪問当日
膝が痛いとは言いつつも
やはり姉妹だ!
思い出話に花が咲く。
母も昔話しかしないようにしていた。
でもやはり伯母は認知症だ。

「おじちゃん(私の父)や○○(亡くなった叔父)は
   元気かい?」

「母は、お父さんはもう何年も前に亡くなってるし
   お兄ちゃんも翌年亡くなって
   一緒に1回忌も行ったよ。」

と、伝えると

伯母は

死んじゃったのかい・・・
私はそんなことも忘れてるんだね・・・

と泣き始める。
そして数分経つと

「いつ退院できるの?早く家に帰りたいわぁ。」

こんな感じだ。

従姉は1人で訪問した時にこれを味わったのだろう。
なので1人で訪問面会をするのが嫌なのだ。

どう対処していいのか・・・
帰りたいと言われると辛い・・・

と言っていた。

私は伯母に

「伯母ちゃんやっとリハビリ出来るように
    なったんだからもう少しの辛抱かなぁ?」

と伝えると

「あら私リハビリしてるの?
    頑張って早く帰れるようにしなくちゃね!」

こんな感じだ。

泣くのも一瞬。
帰りたいというのも一瞬だ。
2分前のことは忘れるのだから・・・

予定では自宅に戻ってくることは無い。
この繰り返しでケアハウス
過ごしてもらうしかないのだ。


今日はここまで


本日は実家訪問day
昨日たくさん泣いたので
若干目が腫れている・・・
まぁメガネで大分、誤魔化せるだろう。
そしてやはり今日も従姉の振込に
午後から付き合う(笑)

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。