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火曜日しばらく雑記帳・2024 CW24

フランソワーズ・アルディの訃報を聞いたのは水曜日 (6/12) の夜だったと思う。

Merci très chère Françoise 🙏❤️

Posted by Françoise Hardy on Wednesday, June 12, 2024

オフィシャルのアカウントから "Merci très chère Françoise" とだけのコメントで投稿されたら、誰でもピンと来てしまうだろう。まさか、と思いすぐに検索してそのことを知った。呆然として、それから木金と、麻痺した心のまま、淡々と仕事をしていた。

享年80歳。いずれはその時が来るものだとわかってはいたが、まだまだ先だと思っていた。2004年以来、癌と戦っていたというのも迂闊なことに知らなかった。

書きたいことはたくさんあるが、悲しすぎて言葉が出ない。いずれ心が落ち着いたら何か書こう。


R. I. P…



■先週食べたものでちょっと変わったものといえば、エチオピア風カレードリア。

2024/6/8 夕食 エチオピア風カレードリア

タマネギのみじん切りをしっかり炒めて鶏モモ肉を投入、レモンを絞ってエチオピアのスパイス・バルバレでエチオピア風。仕上げに片栗粉でトロミを固めにつける。

白ご飯をバターでパラパラと炒めてイタリアンパセリを混ぜる。耐熱皿にあけて、上からエチオピア風チキンカレーを載せ、チーズをたっぷりオン。

約束された美味しさ。

レンズマメのカレー、ソーセージとジャガイモのダンプリングでドイツ風。S&Bのカレー粉を使用。

2024/6/6 レンズ豆のカレーズッペ・ドイツ風

日曜日は豚のスペアリブがあったので泡盛の代わりにウオッカで1時間ほど茹でてカリーにした。骨がスルリと抜けるほろほろに炊けた豚肉が美味しい。

2024/6/9 夕食 豚スペアリブのカリー

スパイスはスターターにマスタードシードとクミンシード、にんにくにしょうが、玉ねぎとトマト、メインのスパイスは自分で挽かずにMDHのチキンカリーマサラ。

京都のスーパーで調達してきたちっこいビーツがまだあったのでこれを使って牛肉と炊いた。ボルシチにするつもりがちょっと色が薄かったので思わずパプリカペーストを加えてしまい、グーラッシュにビーツが入ったのか、ボルシチにパプリカが入ったのか、少し不思議な味になった。

2024/6/7 グーラッシュ?ボルシチ?
ビーツの同心円状の模様がいい

まぁいいだろう。美味しくできればなんでもいい。ビーツは食べる輸血と言われる、エネルギーチャージ。

慌ただしくあっという間に過ぎていく日々は相変わらずだが、仕事が忙しくツライのは皆そうだろう。それが私のように、どうしても文章に写真に、と滲み出てしまうのは、仕事の出来がイマイチで能率が悪くプレッシャーに弱いことを自ら告白しているようなものだ。

日々の食事の写真にはどうしても顕れるものだ。

2024/6/6 昼食
小松菜と鶏とタマネギをジャジャンと炒めて、出汁巻きを播いて、ラディッシュにレタスをちぎって付け合わせ
2024/6/11 昼食 きしめん
マルちゃんの麺にマルちゃんの天ぷら、小松菜、卵を落として、鰹節


■先週ひっかかった音楽を少し。
1.ロンドンを拠点に活躍の新進テナーサックスプレーヤー、ヌビア・ガルシアの新しいシングル "The Seer" がリリースされた。

テンポのいいドラムスの上にエネルギッシュでスピリチュアルなパワーを感じる演奏が彼女らしい。9月20日にリリース予定のアルバム ‘Odyssey’ の先行シングルということだ。

2.ふと、ブレッカー・ブラザースの "Above and Below" が耳に入って来た。Princeton Studio Band の新しいアルバム "Run It Twice" ランディ・ブレッカーとアヴァ・ロヴァッティが参加して、ブレッカー・ブラザーズやマイケル・ブレッカー、そしてアヴァの曲を演奏している。

Prinston Studio Band は、調べてみたがあまり情報がなかった。なかなか元気のいい演奏だ。最近、アダのパワーをもらってかランディ・ブレッカーはあちこちに顔を出していて、毎週、何曲か様々なミュージシャンの曲で聴くことができる。ランディは明るくていい。


3.ポーランドの凄腕ギタリストのマルチン。共演のティム・ヘンソンは初めて聴くが、こちらもなかなかの腕前だ。

4.西アフリカ出身の若手のコラ奏者のモミ・マイガ。SNSでの発信で幅広く活躍している姿を見れる。新しいシングルが "Kairo."

ビデオクリップがいい。

概要欄を見ると Kairo とは、マリ帝国の子孫だというマンディンカの言葉で、"peace" - 平和あるいは平安、という意味らしい。 ビデオクリップは西アフリカの日常をスナップしたものだという。同名のアルバムがリリースされるようだ。

モミ・マイガはこれまで雑記帳では3回ほど紹介してきたが、そのうち個別で記事を書くことになるだろう。

去年のちょうど今頃の記事で、モミ・マイガがブラジルのミナスの女性シンガーソングライター、Thamires Tannous (タミレス・タヌース)との共演について触れていた。

5.ドイツのエスニック・ニューウエーブバンド Dessidenten、モロッコのバンドと作ったという 1984年の "Sahara Elektrik"。当時、モロッコのバンドだと勘違いしていたが楽しくよく聴いた。最近、そのころのライブ音源がリリースされているので、耳にとまる。懐かしい思いと、改めて聴くとアラブ・ヨーロッパ・ロック、軽く聞き流せてなかなかいいと思う。

一曲目がインシャ・アッラー。

アルバムのジャケ写もいい。 


■先週の土曜日 (6月8日)は、朝早くに起きて一仕事しながら、NY Yankees と LA Dodgers の試合を、ABEMAによるネット中継でライブ観戦していた。山本由伸投手が登板する試合で無料で観戦できてありがたかった。

それにしても山本投手、素晴らしいピッチングだった。1回, 2回こそ、ひやりとする打球があったし、ランナーを得点圏に出したりもしたが、見事なピッチングで後続をぴしゃり、3回以降は強力なヤンキース打線を寄せ付けることもなく、7回を106球、7奪三振、3安打1四球、失点0 というほぼパーフェクトなピッチングで痺れた。

この日の山本は158km/h前後のストレートを中心に組立て力で押す投球。実に52.8%がストレートだったという。

特に、6回2アウト後に今をときめくジャッジを四球で1塁に出したあと。続く4番のスタントンを高めの速球で空振り三振に仕留めたのには鳥肌が立った。

高めに浮きあがるストレートでMLBの強打者から三振をとれるピッチャーはそうはいない。

移動も多く過密日程のメジャーリーグだしピッチャーは肘や肩など故障や怪我が多い。一時期いいピッチングをしても長く続けることができるのはほんの一握りだ。その点、山本投手、投球フォームは軽く無駄なくコンパクト、怪我も少ないに違いない。長く活躍できそうな予感がする。

■先週は、その山本投手のピッチングをライブで見てからジョギングに出た。

2024/6/8 jogging 鴨居付近
2024/6/8 jogging
Y.T.D. 259.2km 計画比: 97.5% 今年の目標は 610km

今のところ少しビハインドだが、リカバリ中、2024 1H 末の予想は 300km 計画比:99.8%の着地となりそうだ。

それにしても、なぜ、なんとかならないのだろうか。

何度でも言わなければならないことだが、即時かつ永遠の停戦を求めるものである。

世界中の紛争が早くなくなりますように。

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