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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW30

最近、Instagramにアカウント登録した。ネタもテーマもないし、今さら飯テロもなんだかなぁ、動画はイマイチ苦手だし、とアクティブには使っていない。そのうえUIが私の直観とイマイチ合わず、まぁ、それも慣れなのだろうけれど、とりあえず何人かのバレエ・ダンサーを follow し、毎日美しい姿を拝んでいるくらいで満足することにした。

そういえば、Twitter が Twitterでなくなり X になったということで、日本法人が X Japanになるのだろうか、YOSHIKI がXJAPANは商標登録しているはずだ、と X したり(tweet したり)、話題騒然だ。

念のため商標登録を検索してみた。
特許情報プラットフォーム|J-PlatPat [JPP] (inpit.go.jp)
商標登録を選択して X Japanと入力して検索すればすぐに見つかる。

XJAPAN、XとJAPANの間に space なし、もう一つは YOHISKIがついている。とはいえ、紛らわしい表示は法律で禁じられている。きちんと調べていないけど。

Twitterに愛着がある人には寂しいことだろう。なんだか、自分たちが好き勝手に発言できる世界・鳥が羽ばたくような自由な世界が、強きを助け弱きをくじく世界・金がすべての資本主義の世界にあからさまにまみれていく感じがするのだろうな、と想像している。

私の tweet はふだん10-30程度の viewしかないし、たまに200近くいくくらいだ。人生で一番バズったのは、note でナンシー・アジュラムを書いて twitterに流したら、アラブの方々を中心に retweet やコメントがパラパラっとついてちょっとビビったときだけだ。

さすがに日本人の書いた日本語の記事なので、それ以上広がらなかったが、まぁ仕方あるまい。

Twitterはどちらかというと、受けるばかりで、宋文洲氏の大量のtweet とトラックめいめいとその他、という感じで、全体的な雰囲気もなじめず、ほとんど上手く利用できていない。そして、140文字はちょっと私には窮屈すぎる。

だから、閲覧数制限の騒動もふーんという感じだった。ちら見した感じでは、 マシンで tweet を大量に読み込んで何かをテーマに研究している人には影響ありそうだが、多くの一般人には影響なさそうにも思えたし、なぜそんなに皆騒いでいるのだろう、よっぽど愛着ある人が多いんだな、と感じた。

俵万智も X で小さき青い鳥を惜しむ短歌を詠んだと、これもニュースになっていた。


しかしである。Xのロゴだ。これは見たことある。サイトのデザインが変わってロゴが出たときに驚きはしたものの、ひどく懐かしい気がした。

と思ってXで検索してみれば、UNIX のX Window, SHARPの X-1, X-68000、と話題騒然である。

Instagram と Facebookのサービスを展開する Meta も Threads というサービスを始めたということだ。これに目をつけて、noteも、tweet のような形式の決まった短文や自由律の詩に適した、あるいは短歌や俳句に特化したサービスを追加するかもしれない。プレバト!!夏井先生監修とか。


SNSとの付き合い方もいろいろあると思うが、結局は集金マシーンなので、あまり入れ込まずに、自分にとっていいように割り切って利用するのが大事だと思う。


■ 夏といえば、ずいきの炊いたの。

毎年、妻に頼んで作ってもらい、ひと夏で一回は食べるようにしたいと思っているのだが、去年は食べ損ねた。今年はこの日曜日の晩に作ってもらって堪能し、そして、ひとパックずいきを分けてもらって新幹線で輸送した。

2023/7/18 ずいきとスジ肉の炊いたの
スジ肉は一度茹でこぼして、細かく切っておく。ずいきは皮を剥いて一口大の拍子切りにする。太いところはさらに縦にカットするとよいだろう。ずいきも切ったあとに一度茹でこぼす。
両方をことこと2時間ほど炊く。塩、しょうゆ、酒、出汁で調味してさらにしばらく炊けばOK。
ずいき。夏になると出回る。芋がついているものもあり、一緒に炊くとこれがまた美味しい。

ザワークラウトとピクルスの瓶詰を買ってあったので水曜日はドイツ風の一品。

2023/7/19 夕食

翌日はチキンカリー。ヨーグルトを使わずに若干トマト味強め、バスマティライスはターメリックで幸福の色の黄色をつけた。夏になると美味しいズッキーニと万願寺唐辛子の焼いたのを添えた。

2023/7/20 夕食 鶏のカリー

夏はとにかくナス科の野菜が美味しい。そろそろ夏野菜全開だ。トマトと卵に炒め物・西紅柿炒鶏蛋。鶏肉と万願寺も入れてボリュームも彩もバッチリ、すぐに出来て、これは美味い。

2023/7/20 昼食 西紅柿炒鶏蛋

山科唐辛子も美味い。去年だったか、一昨年だったか、京都のスーパーで見つけ今年も楽しみにしていた。少し大ぶりで肉厚のしし唐といった感じで、なかなか美味い。

2023/7/21 昼食 弁当
牛肉とじゃがいもに人参で甘辛和風味の肉じゃが風、山科唐辛子の焼いたの、金曜日の必殺・青のり入り出汁巻き、パリパリ茶漬け(という漬物)、十六穀ごはん。

そして、ビーツである。ちょうどいい大きさで値段も手頃なものがまだ売っていたので、先週と今週はビーツを楽しめる。

ちょっと大きかったので半分に割って1時間ほど茹でた。
過剰に色が抜けないか心配だったが、まぁ大丈夫だった。


2023/7/23 夕食
鶏の中央アジア風ピラフ、ビーツ入り。


もうすでに百花繚乱の Instagramで静止画の食事の写真もいまさらなぁ、と思う。私の食事の写真はそれぞれ、例えば「私は今日も元気です」あるいは「ちょっと疲れていますが、なんとか生きてます」といったメッセージなので、だから伝えるべき相手がいないプラットフォームに投稿することはまったく意味がないとも思うのだ。

ちなみに、この note の毎週の雑記帳で食事の写真を載せるのは、料理ガチ勢の人をフォローし、「スキ」をつけつつコメントを残さずにいるのが、なんだか悪いなぁと思うところもあり、そういう人が私の記事を見たときに、「あぁ、こういう人なんだね」とわかるように、そして、そういうコミュニティに微力でも貢献できるかも、と思うからだ。


思いが通じるかどうかは気にしなくてもいいのだろう。相手次第なのだから。といっても、ここで、通信の問題の3つレベルについては言及しておいてもよいだろう。

レベルA.通信において、記号をどれくらい正確に伝えることができるのか.(技術的な問題)
レベルB.送信された記号は、どのくらい正確に所望の意図を伝えることができるのか.(意味的な問題)
レベルC.受信された意図は、どれくらい効果的に所望する行為に影響するのか.(効果の問題)

クロード・E・シャノン、ワレン・ウイーバー、植松友彦訳「通信の数学的理論」


広告という意図された雑音がそれぞれのレベルでどう作用するのか、なかなか悩ましいところである。というか、通信路の所有者にとって広告のほうが信号であり、加入者の通信内容そのもののほうが雑音なのかもしれない。


■先週からひっかかった音楽を少し。

1.キューバのミュージシャン、イリアン・カニサレス (Yilian Cañizares) のシングル、"Bembé"。

注目しているピアニスト、オマール・ソーサと共演しているのを聴いてフォローしている。


2.クラシックのギタリストの中でも、特にYouTubeで注目している アレクサンドラ・ウィッティンガム (Alexandra Whittingham) 。多くの人が聞き覚えがあるだろう「禁じられた遊び」 - Spanish Romance 。

他にも、例えば Lagrima (F. Tárrega) 。


3.山下達郎が、「きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」などと発言して、若干炎上していたらしい。もっと一般に、音楽が必要か不要かというと、多くの人にとっては必要ではないかもしれないな、と思いつつ、私の周りには山下達郎の音楽はほとんどなかったので、ちょっと聴いてみた。

そして時代に必要とされている音楽はなんだろう、と、ヒットしているらしい、YOASOBIの「アイドル」を聴いてみた。7月22日の報道によれば、YouTubeの世界楽曲ランキングで首位を獲得ということだ。

なるほど、こちらのほうがむしろ私にはぴったりくる。そういえば、ADOの「向日葵」も先週シングルリリースで聴いたし、むしろ、「アタシは問題作」のほうが好みだ。先週、けっこう聴いたと思う。

山下達郎も意外とこれを愛聴してひそかに合唱して憂さを晴らしているかもしれない。・・・そんなことないか。

山下達郎の「SPARKLE」のビデオクリップでは、一人のダンサーが踊っているが、そういえば、と娘が大ファンのSnow Man の2週間前に出た動画を貼っておこう。

単純に必要か不要か、ということはないだろう。それは理性が決めることだ。音楽といっても物質の振動の組み合わせでしかない、と言ってもそれは単なる自然の法則だ。理性の要請でもなく自然の要請でもなく単に何かを美しいと感じる能力は私達がきっと持っているものなのだ。

4.明るい紫のネールに紫のアイバニーズのギター、スレンダーでお洒落な女性ギタリスト、ラリ・バシリオが参加した、Martin Miller Session Band のスタジオ・ライブ、Seal の "Kiss From a Rose" をカバー。

ますます惚れる。

5.先週、セク・ケイタと関連する音楽を聴いていたら、ふとひっかかったのが、バカ・ビヨンド (Baka Byond)。カメルーンの音楽・バカと、アイルランドやスコットランドのケルティック音楽とを融合させたスタイルということだ。

リズムや音作りがエキゾチックで聴きやすい、なかなか面白いと何度か聴いた。1992年に結成というから、知らないでいたのはちょっと迂闊だったかもしれない。

仕事のBGMにちょうどよい、と思う人も多いのではないだろうか。軽く身体をリズムに合わせて揺らしながら、目元口元に笑みを浮かべつつ仕事をすると、捗ること請け合いだ。

そういう場面では思い入れがありすぎる音楽や、いやでも歌詞が頭を駆け巡っていつのまにか合唱してしまう「必要とされる音楽」ではイマイチだ。


■この土曜日は、ほんの少し気温が低め、出走時間が少々遅めの10時半ごろだったが、13.8km新横浜から鴨居の往復のコースを走って来た。

2023/7/22 jogging 13.8km 鶴見川土手 鴨居の手前
Y.T.D. 352.8km 計画比 99.3% 今年の目標は640km。ついに計画にキャッチアップしてきた。
2023/7/22 jogging 13.8km
11:15ごろ。炎天下、太陽高度の高い昼に走って、短い自分の影の写真を撮るのは毎年の楽しみでもある。

3リットル程度、汗をかく。しかし、まだ序の口、梅雨も明けたことだし、これからが夏本番だ。


信号なのか雑音なのか、音楽なのか音楽でないのか、必要なのか不要なのか、儲かるのか儲からないのか、世の中は世知辛い。



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