秋の夜長に 2:アンドレア・モティス、リタ・パイエス、アルバ・アルメンゴウ
特に今年に発見したミュージシャンというわけではないけれど、去年ちょっとHappyな驚きをくれたミュージシャン、この 2 - 3年、よく聴いている、Andrea Motis。
チェット・ベーカーを彷彿とさせる、トランペットとボーカル、サックスもこなす1995年生まれの才女。スタンダードなアンサンブルのジャズがリラックスした秋の夜長にピッタリだ。
うっかりしていたのだがブラジルのミュージシャンだと思っていたらスペインの方だったことに、去年になって初めて気が付いた。私としたことが...。そして、2020年にライブの音源を見ていたら、あれ、なんかお腹がふっくらしてきたな、と思ったら、なんと同年11月にご出産、お母さんになったそうで。おめでたい。
これもうっかり、私は知らなかったのだが、2019年の4月に来日もしていたそうなので、目利きの人の間では、すでに有名であろう。
妹のカルラ・モティスはギターが上手い。1997年生まれということである。
スペインといえば、フラメンコばかり聴いていたし、ジャズミュージシャンというと、あまり馴染みがなかったのだが、アンドレア・モティスの他、ボーカルと楽器を複数こなす美少女が何人もいることを知った。
たとえば、リタ・パイエス。1999年生まれということだ。トロンボーンとボーカル、ギターの弾き語りも上手い。
調べてみたらこの方のお母さんは、カタルーニャの卓越した女性クラシックギタリスト、エリザベス・ローマ(Elisabeth Roma)ということで、2019年に母娘で美しいデュオアルバムをリリースしている。
カタルーニャ語の曲から、ボサノヴァなど、ラテンのフレーバーがいっぱいだ。静かな夜にゆっくりと聴きたいアルバムだ。
いい紹介記事がネットにあったのでリンクしとこう。
トロンボーンの温かい音色もなかなかいいものだ。
もう1人、アルバ・アルメンゴウ。2001年生まれということだが、この方もトランペットとサックスを演奏し、歌も上手い。
実は、みな、スペイン・バルセロナにある音楽学校のサン・アンドレウ・ジャズ・バンドのメンバーで、バンドの主宰ジョアン・チャモロが才能を見抜いて育てたということらしい。後ろでベースを弾いている人だが、すごい人だ。
アルバ・アルメンゴウは、COVID-19のさなか、2020年の8月から9月ごろ、YouTubeに家からの演奏を動画で届けてくれた。
YouTubeに、他にも何本もあがっているので検索するとよいだろう。ギターの Vincente Lopez も息のあったいい演奏だ。
最近の動画で、サボール・ア・ミを歌っているのがよかった。btw, 前の席にいる小さな女の子が落ち着きなく動き回るのがかわいらしい。
まだ、本人の単独名義でのアルバムは出ていないようだが、じきに出ることであろう。楽しみだ。
感傷や官能もなく、スリリングな緊張感はなく、刺激や驚き・斬新さはないかもしれないが、少し良いことがあった日の晩にリラックスしてゆっくりと聴くにはいい。
これからが楽しみな若者たちだ。
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