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【学び㊸冊目】 ドラクエが分かれば経営がわかる

【ハインリッヒの法則】


ハインリッヒの法則は、「1件の重大事故の背後には㉙件の軽微な事故、さらにその背後には、ヒヤリハットが起きている」という労災の法則で、1:29:300の法則とも言われているようです。会長のYOUTUBEにも一度登場したことがありましたね。

この法則の本質は、大きな事故はごく小さなミスや以上の積み重なりからできており、大きな事故の発生を防ぐためには、小さな部分の対策を講じる事が重要だということです。

この法則は、ビジネス一般においても、応用することができます。起きた出来事、結果というのは、誰の目にも見えるものですが、その原因というのは、ブレイクダウンしていかない限り直ぐに目に見えてくるものではないのです。そして、その原因を突き止めない限り、いま出ている結果が好ましくないものであれば、改善することができず、いま出ている結果が好ましいものであっても、具体的何をしたのが今の「良い」結果につながったのかを知ることができず、更に良くすることができません。

まさに、原因というものは、常に見えないところにある、ということを教えてくれる法則です。

【ドミノ理論】


そして、この法則を作ったハインリッヒ氏(とあるアメリカの損保会社で働いていた技術者)について調べてみると「ドミノ理論」というものも提唱していることがわかりました。

ハインリッヒの法則が、実際に統計的なデータから得られた経験則であるのに対して、ドミノ理論は労災を防ぐための方法を理論的に導くものです。

・環境的欠陥
・管理的欠陥
・不安全状態・不安全行動
・事故
・災害

これらの事象が段階的にドミノの様に連鎖し、労災が実際に生じるものとされています。また、ハインリッヒは「不安全状態・不安全行動」を除去することで、98%の労災は予防的できるとの主張をしました。ハインリッヒの法則の300の部分の裏に。その10倍、100倍もの数の「不安全状態・不安全行動」が存在するからです。ハインリッヒの法則と組み合わせることで、結果に対して、目に見えない原因の部分を、より可視化する材料とすることができると思います。

この法則は、リスクマネジメントの面でも役に立ちますが、内部監査や管理系の人だけではなく、従業員全員が知っておく必要があります。どのようなことをすれば、どういう結果が起きてしまうという意識を全員みにつけていれば、組織全体としても強靭さを増します。また、問題解決には、頭の中のフレームワークの量が不可欠です。、このようなフレームワークがない限り、何を元に、どう考えればいいのか分かりません。自分の経験則、感覚に頼るしかなくなってしまします。フレームワーク、コンセプトは知っている数が多ければ多いほど良いと感じました。

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