ヘアスタイル撮影が上手くなる20のやり方
ヘアスタイル撮影をする時「ここに気を付けると良い作品になる!!」という17のポイントを、画像をふまえて解説した記事です。
当サロンはフォトコン入賞や業界紙掲載などの経験があり、その技術をマニュアル化したものです。
実践レベルで役に立つ知識を、できるだけわかりやすく書いています。
・なかなか納得いく作品が撮れない
・いつもなぜかダサい作品になってしまう
・ヘアスタイル撮影でもっと良い作品を作りたい
・ヘアスタイル撮影初心者から中級者
・撮影時に他の視点も取り入れたい
この様な方に参考になる記事です。
この記事の中で使われている作品は、当サロンのスタッフの作品です。
この記事のポイントを勉強した、アシスタントの作品も多く使っておりますので「アシスタントでもこのくらいできるようになる」と思って頂けたらと思います。
この記事はいわゆる「実践編」ですが、撮影における基礎をもっと学びたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
それでは、はじめます。
見せ場が曖昧
撮影をしていて多いパターンは「何を表現したいのかがわからない」というスタイリングです。
その理由のほとんどは「見せ場がない」ことが原因になっています。
見せ場とは自分のこだわりポイントです。しっかりと考え作品に落とし込みましょう。見せ場がない作品は、どこかインパクトに欠けて、普通かそれ以下になってしまいます。
見せ場がどのようなものなのかを画像を使って説明します。
毛先に入れたピンクカラーと、前髪の外ハネが見せ場です。
90年代を意識して、トップのボリュームをバランスを見ながら最大限に出しているところが見せ場です。
ビビットなオレンジカラーに加えて、フェイスラインに仕込んだハイライトが見せ場です。外ハネさせたハイライト部分が、より一層見せ場を際立たせています。
前髪を含めた顔周りをわざと浮かせ、毛先をフェイスラインに薄く配置しているところが見せ場です。
このように、見せ場によって作品のクオリティは大きく変わってきます。
「自分の作品に見せ場はあるか?」
という視点で見てみることをおススメします。
見せ場についてもっと知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
アウトフォルム
アウトフォルムとはヘアスタイルの輪郭です。パッと見た時の作品の形を決めるので、1番最初にチェックをしましょう。
Aラインやくびれ等の形を表すのはもちろん、丸みや動きなどの要素も表現する箇所です。
◆アウトフォルムの場所◆
正面から見たアウトフォルムは、左右の耳を頭の上で結んだラインで作ります。
なぜこの位置なのかというと頭の骨格上、前から見た時に1番横に出て見える位置だからです。この作品であれば青い部分がアウトフォルムになります。この青いラインを境に、頭の形が矢印の方向に下っていきます。
よって正面から見た時に、骨格が一番高い部分ということになり、アウトフォルムをこの部分が構成しているということになります。
1つ注意点があります。
黒丸はニュアンスを表現するの毛になるので、アウトフォルムではありません。ここを見間違えないようにしましょう。
また、☆はウエイトの位置です。これも左右対称にするようにして下さい。
◆アウトフォルムで気を付けるべき点◆
作品をスタイリングしたら、まず正面でチェックしましょう。チェックの仕方としては、正面から1枚テスト撮影することをおすすめします。スマホで簡単に撮ってかまいません。
とくにチェックしたい点としては
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