読書感想【影響力の武器】

試し読みで目次を見る限り，すでに知っていそうな知識かもしれないと思ったものの，とりあえず購入して読んでみました．

読んでみたところ，購入して正解でした．本に書かれている6つの固定的動作パターン（本のなかではカチッ・サーとしている）の項目ごとに，例が示されているため，それぞれの現象を分かりやすく理解できます．

自分が思っている以上に，固定的動作パターンが世の中に存在しているんだなぁと驚くとともに，それらは自分にとって新しい発見となりました．

特に印象に残っている固定的動作パターンは，コミットメントと一貫性（第3章），社会的証明（第4章）の二つです．

「玩具メーカーが最も売れる時期（クリスマス）の売上を落とさず，その直後数ヶ月間のおもちゃの需要を健全なレベルに維持した方法」と「通りの脇に，ケガをした人が倒れていることに気づきながら，誰一人車を止めようとしなかった事例」は，なるほどと思いながら読み進めていましたね．

これから遭遇する現象が，どの固定的動作パターンに該当するのか，考えてみるのも面白いかもしれません．

以上．