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20年来の親友が「自分の弱さ」を話してしてくれた夜

毎日note投稿を半年続けて途切れた。これは2回目。しかも同じ理由で(苦笑)
親友との5時間を超える長電話。気がついたら日付超えてた(汗)

👆この友達。

それは置いておいて……。

その友達と電話の中で「出会った頃(10歳)から今(30歳)までで、印象とか変わったりした?」という話が出た。

私の印象は?と聞くと、
「全然変わらない」とのこと。


そんなものなのか……と意外に思う。


「私は?」と彼女が聞くので、「面白くなったよ」と答えた。


「どういうこと?」と彼女が笑う。


たしかに、自分で言っておいて「面白くなった」って何だ?と思った。


「面白い」の説明をしようと試みる。




「面白くなったというのは、前は面白くなかった…ということでは無いんだよ。
一緒にいると、すごく心地よくて、楽しいんだけど、、、

なんて言えばいいか分からないんだけど、前のあなたは、体はそこにあるんだけど、中身というか、本人がいない時があったよね?

ぽっかり穴が空いている感じで、本音が分からないような。

……分かる?」



すると、彼女がハッと息を飲むのが受話器越しに聞こえた。

「……すごいね」


彼女自身、今、分かったかのような言い方だった。驚いたように、不思議そうに言葉を続ける。


「誰にも言ったことがないことだけど…。

私自身、私が誰なのか分からなくなることがあってね……自分じゃない、誰かがコントロールしているような感じだった。

自分が分からなくて…」



声が震えていたので、慌てて言葉を付け加えた。



「ごめん、悪いって言いたいんじゃなくてね、私はそれがちょっと羨ましくもあったんだよ。

みんなあなたのことが好きで、いつも一緒に遊びたくて『今日は私の番!』って約束するのも大変だったでしょう。

どんなタイプの子とでもスッと溶け込めて楽しませられて……その時1番欲しい言葉をくれて……私も大好きだったから」



「そう、たくさん遊ぶ人がいたよね。
……でも、ずっと、苦しかった。本当は、一人でいたかった。入ってこないでほしいのに、入ってくるの。


……遊びたくなかった。


心の奥の奥の方にいる、もう一人の私がたまに出てきてね、一人、お風呂の中で泣く時があったんだよ。

だから、嘘つくことがあった。「今日は遊べない」ってありもしない用事を言ってね……。

苦手な人でもその場で楽しく過ごすことはできるよ。でも、帰ってきたらドッと疲れて動けなくなってさ」

彼女は当時の自分の気持ちを確かめるような、泣きそうな口調だった。



私は彼女に遊ぶ約束をしまくっていた人なので、(そうだったんだ)と今更ながら申し訳ない気持ちを持ちつつも、正直に言った。

「今は、前よりも内側のあなたに会えているような気がするんだよ。ちゃんと“いる”感じがするの。だから「面白い」って感じるのかな」

でも、と彼女が言葉を強める。


「あの時の私が嫌。広く浅くの付き合いしかしなかったから、今ほとんど繋がっていないでしょう?」



彼女はそういったけど、私はあの頃のなんでも受け入れてくれる彼女も好きだったよ。と心の中で思った。



色々話した後、
彼女は最後にポツリとつぶやいた。



「でも……見つけてくれたんだね。なんか、話せてスッキリした」






昔から変わらない。

大事にしまっておきたくなるような言葉をくれるところ。


本当に変わらない。





今夜は
弱さを、話してくれてありがとう。





#親友 #センチメンタル #エッセイ  
#繊細さん #HSP  #毎日note

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