犬を飼うのが夢でした15
明け方の時間に毎日罪を悔い改める日々の中で、なぜ息子に対して取り返しのつかない罪を犯してしまったのか、その原因をはっきり認識できるようになりました。
夫(元夫)は、息子の生活態度や勉強に対してとても厳しい人でした。
息子に発達障害の特徴があったため、障害を理由に手を抜くことがないようにと敢えて厳しくするようなところがありました。
中学3年生になり受験勉強を始めた頃から、父子関係は徐々に悪化していきました。
発達障害の子どもによくみられる虚言癖が息子にもあって、勉強をしていないのに したと言って嘘を付くことがよくありました。
その嘘が度重なり、夫の怒りは頂点に達し、息子に対する暴言と身体的な暴力が始まったのです。
私はそのような状況にすっかりうろたえてしまい、なすすべもなく傍観するしかありませんでした。
一度、制止するために夫の前に立ちはだかったことがあったのですが、口出しされたことに対する怒りが増し加わって益々暴力的になることが分かり、それ以降一切手出しができず、ただ彼の怒りが収まるのを願うことしかできませんでした。
助けの手を差し伸べることをせず、ただ傍観し、見て見ぬ振りをした結果、息子の人生を台無しにしてしまったことを明け方のお祈りの中で、必死で悔い改めているところです。
私たち夫婦の息子に対する度を越したしつけは、パニック障害や脱毛症状、慢性的な下痢など取り返しのつかない多大な苦しみを息子に与える結果となりました。
家族崩壊を招いた原因は何だったのか。
もちろん夫の性格がその主な原因だと思いますが、私も妻として母として最悪の事態を招く前に何とか食い止めることができたのではないかと、最近になって過去を真剣に振り返るようになりました。
息子に対する暴力を傍観してしまった根本的な原因が、神様に罪の経緯を打ち明ける中で徐々に見え始めたのです。
続きます。