緑のカエル

このご時世でなかなかお墓参りへ行けなかったが、2年ぶりにお墓参りへ行くことが出来た。

お墓は山のふもとの竹藪のそばにある。

親族がすでにある程度お墓を掃除してくれていたので、簡単に墓を掃除していたら、蝋燭立てに緑色の何かがついていた。

どこにいたの？

ニホンアマガエルだ。いつの間にそこにいたのか。
きっと墓石の隙間に隠れていたに違いないがそのまま隠れていればよかったのになんで、くっついてきたのか。

今年は酷暑。墓石がとても熱い。水を撒いてもすぐにお湯のように熱くなってしまう。本当にどこに隠れていたのだろう。

ここから逃げたとしても火傷してしまうに違いない。それを分かっているのか蠟燭立てから動かない。

流石にこのまま逃げても地べたで火傷してしまうので、涼しそうな草木の茂るところまで連れていくことにした。

微妙なところに捕まっている。

放った後はすぐに見失ってしまったが、また、夕方になったら墓石に戻れるかもしれない。カラスが多いので捕らえられてしまわないことを祈りたい。