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日系企業の面接を受ける際のポイント

 こんにちは。
 今日は人材の方向けに面接のポイントについて、人材コンサルタント歴20年の私の経験を基に解説したいと思います。とりわけ今回は日系企業の面接を受ける際のちょっとしたコツ、ポイントについて説明します。
 基本的には中国における進出日系企業の面接を念頭に書いていますが、日本国内における面接でも基本は同じかと思いますので、参考にしてみてください。

日系と外資系で異なる面接の重要性

 一般に中国企業、その他外資系企業と日系企業では面接時のポイントが異なります。概ね中国企業や外資系企業は面接のハードルそのものは日系に比べて低い傾向にあります。これは日系が能力はもちろん人柄、やる気、本人の意思などを数回の面接を重ねて確認していくのに対して、外資系では面接そのものにはあまり重きを置かず、まずは入社させてみて試用期間でその能力を測る傾向にあるためだと思われます。
 結果的に日系企業では能力や人物像を含めた入社前の評価が重視されるため採否にかかる面接の重要性は高くなっています。

日系企業の面接を受ける際のコツ

 それでは日系企業の面接を受けるに際してのテッパンとコツをお教えします。

まずはテッパンから。
・服装、身だしなみ
・あいさつ
・言葉遣い
・態度

これらはテッパン中のテッパンです。
 
 日本もIT系などを中心にいろいろと状況は変化していますが、やはり第一印象というのは大切です。
 最近では稀に面接には平服、普段着で来るように指定される場合もありますが、中国における日系企業は製造業も多いため、まだまだそこまでフランクではないのが現状です。
 また業種、職種によっても変わることもありますが、TPOに沿った身だしなみや言葉遣いはテッパン中のテッパンと言え、ここで敢えて冒険する必要はありません。

ここで敢えてポイントを上げるとすれば、
清潔感と元気。
これに尽きると思います。
まずはここを押さえておきましょう。

次に面接官からの質問について見ていきましょう。
すべての質問について書いていくとキリがありませんので、面接の場面で回答に詰まってしいそうな2点に絞って書いていきます。

意地悪な質問

 面接で志望動機を述べた際「それは、ウチ以外でもできるのでは?」と意地悪な質問をされた経験がある方も多いのではないでしょうか?
そんな時あなたならどう答えますか?
一瞬答えに窮してしまうようなこの質問に対しては、

「はい。おっしゃる通りそうかもしれません。しかし、私の経験と貴社の製品(商品、サービス等)は非常に親和性が高く、結果として自分の能力を最大限に発揮出来ると考えました」

 ここでのポイントは、相手の意地悪な質問に対して否定しない、ということです。まずはそれを肯定した上で自分の経験がその企業で活かせるポイントを具体的に話せると評価は高くなります。出来ればどの辺の親和性が高いのか?を具体的に話せるとさらに良いでしょう。少なくとも言葉に詰まってしまい、しどろもどろになるよりははるかに良い評価につながると思います。
 しかし、そのような答えが浮かばない場合はどうでしょう?そんな時はこのように答えてみましょう。

「私が企業を選ぶに際して最も重要だと思うのは、『何をするか?でなく、どこで、誰と一緒に成長できるか?』ですので、その観点から考えて御社に応募しました 」と答えましょう。

 もちろん、これらはあなたが本当にそう思っていなければあまり意味がありません。従って今後企業を選ぶ際には事前にそのようなこと(なぜその企業の募集に応募したのか?)は、よく考えておく必要があります。

最後に何か質問はありますか?

 面接の際、最後に必ず訊かれる「最後に何か質問はありますか?」ですが、意外とこれは重要な質問です。最後のこの質問に対する答えで評価が大きくジャンプアップする可能性を秘めています。
これに対する答えはこうです。

「現在、御社で活躍してる人はどんな方でしょうか?」
「入社までに学んでおいた方が良いことはありますか?」

などです。
 これはあなたがどれほどの強い意志で応募したか?どれだけ積極的か?を印象付ける際に重要な部分になります。
「最後に何か質問はありますか?」に対して「特にありません」はマイナス評価にはなりませんが、プラス評価につながることもありません。

 ここは面接の最後で評価を上げるポイントであり、かつ必ず質問される部分でもありますので、事前に準備をして面接に挑むようにしましょう!

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