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夢を見続けるんだ

Netflixで2023年12月23日から配信された「プリティ・ウーマン」
数年ぶりn回目の視聴だったのだけど、迷いに迷いつつnoteに残しておきたくなった。

※内容についても触れております。ネタバレにご注意ください。

あらすじ

ハリウッドの娼婦ヴィヴィアンと1週間の契約を結んだ大物実業家エドワード。だが取引として過ごす時間の中で、冷徹だった彼が少しずつ、陽気な彼女に心ひかれていく。

Netflix

迷い

プリティ・ウーマンがNetflixに配信されることを知った時、私はとても嬉しかった。
もう何年も観ていなかったけど、初めて出逢った小学生の頃からこの作品が好きだったからだ。

配信日をチェックして、その日にすぐプリティ・ウーマンを観ようと、スケジュール帳に時間も押さえていた。
にも関わらず、予定していたスケジュールの通りには観ることができなかった。

マニュアル車を男の人以上に運転できるのも、車に詳しいのもかっこいい!
私は確実にヴィヴィアンの影響を受けている。

それは、この作品に色んな見方や意見があることを知ったから。
私自身の想像力のなさに悲しくもなり、また、昔みたいにただ楽しむのではなく、今観ることにより色んなことを感じたり、考えたりするのだろうかと不安にもなった。私が何を感じるのか想像できなくて、好きだったはずのものが嫌いになってしまうのではないかと、観るのが怖くなったのだ。

しかし、観たいという気持ちが恐怖心よりも強くなり、再生ボタンを押すことになる。

「この世はすべてお金次第」

久しぶりに観たとはいえ、この作品がこんな言葉から始まることにびっくりした。観ることに躊躇していたから、この始まりが一層強烈だったのだ。

もしかすると、本当に今観たら違和感しか感じないのかも。

寝転びながら映画を見て、シャンパンを飲みつつイチゴを食べる。
子どもながらに憧れて、大人になったら絶対したいと思ってた♡

そう不安になったのも束の間。私は物語の中に没頭した。

というのも、この作品が公開されたのは1990年12月7日だという。
今から30年以上前の世界の価値観が同じなわけがないのだ。

とはいえ、違和感やなんだか思うところがあったのも事実ではあるのだけど、プリティ・ウーマンに出会って良かった面にフォーカスしていきたい。

映画音楽から見るプリティ・ウーマン

ということで、まずは好きな曲、印象的な曲を羅列。

Kiss

バスタブで熱唱するヴィヴィアンも、泡まみれのヴィヴィアンもかわいい〜☺︎


Wild Women Do

ビバリーヒルズにドレスを買いに行く時に流れる曲。両手に抱えきれないくらいのお買い物にも憧れた!
ヴィヴィアンのファッションにも注目♡


He Sleeps

エドワードに求められてもキスをしようとはしないヴィヴィアンがエドワードに…


It Must Have Been Love

ホテルを離れた後、泣きそうな表情で後ろを振り返っている数秒間が印象的。


Oh, Pretty Woman

映画のタイトルにもなっているこの曲も忘れられない!

他にもあるけれど、ひとまず。
やっぱり映画音楽好きだし、感情や気分に寄り添ってくれるからかとても印象に残るのだ。


せっかくなので、音楽以外にも少しばかり感じたことや、考えたことも残しておこうかな。

あなたは可能性を持っている

ヴィヴィア

あなたは可能性を持ってるわ
信じるのよ

これは、昔の自分なら飛びついたであろうエドワードからの魅惑的な申し出も断り、自分の望みに素直になったヴィヴィアンがルカに向けて言う言葉だ。

でもそれだけではなく、環境を、生活を変えようとしているヴィヴィアン自身にも向けて言っているような気がしたのだ。

自分で可能性を信じないと人は変われない
そして、きっかけは内にも外にもあるかもしれないけれど、最終、自分は自分にしか変えられないのだとも思った。

ある種の可能性。この瞬間も好き!

そして、「可能性」と似た言葉で「夢」という表現もある。

ハリウッドへようこそ!君の夢はなんだい?みんなこの地にやって来る。夢の場所ハリウッドに。かなう夢があればかなわない夢もある。だけど、夢を見続けるんだ。ここはハリウッド。いつだって夢を見れる。だから夢を見続けるんだ。

プリティ・ウーマンの中には伏線というか、繋がりを感じられるものが多く出てくるけれど、これはある種このストーリーのキーになっている言葉だ。

多分、子どもの頃の私は少しもこの言葉に反応しなかったと思う。

夢という概念も難しく考えていたし、子どもの頃によくされるだろう「将来の夢は?」という問いも苦手だったからだ。
わくわくするような答えが子どもの頃から出てこなくて、周りの大人に求められているThe 優等生のような答えしか出せなかった。

そして、大人になった今も先のことを考えるのは苦手だ。

でも、それが私なのかもしれない。
やっとそう思えるようになり、夢を見ることが苦手な私が、いつの間にか夢や可能性を考えたり、伝えたりすることができる環境に身を置いていることに気づいた。

この作品に今出会い直したことで、きっとそう認識することができたのだ。

彼の言葉のようにかなう夢もかなわない夢もあるかもしれない。
けれど、私は私の可能性を信じて、素直にいつまでも夢を見続けて行動するプリティ・ウーマンでありたいと思った。

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