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ポートフォリオ用ゲームシナリオ

◆説明

転職活動用に作成したゲームシナリオです。

一応2話目までは作成予定。提出するのは長いので1話分だけ。

初めて書いたんですが、地の文をなしにすると説明とか難しいんですね。

以前劇の脚本をした時は客席に見せるための動きを気にして苦戦しましたが、今回は劇と違って動きが出せない分、セリフで説明させたり臨場感を持たせなきゃいけない。

改善の余地はまだまだたくさんですが、設定から名前考えたり楽しかったです。

かなり先の設定まで考えてるんですが、公開予定があるのかといわれると……。無事転職出来て企画として出せない限りは2話目以降はお蔵入りですね。悲しいかな……。

◆書式

24文字×2行
地の文なし

◆想定ゲーム

ソーシャルゲーム用RPG
プレイヤー含む特定のキャラクターを主体にメインストーリーを構成

主人公性別設定可
主人公の立ち絵あり

◆ゲームの概要

舞台は近未来の日本。
科学の発展に伴って、人間の潜在的に持つパワーを最大限に引き出す「ブルーミング」という方法が編み出された。当初はスポーツの発展や身体的な障害を持つ人へのサポートとして利用されていたが、情報の流出により悪用する集団が増加。
その悪事から人々を守るためにミセス・ミレドが結成した統治集団「ガーディアン」と、女性のみで構成された「ミレディ」と呼ばれる戦闘員たちのストーリー。

◆登場人物

・主人公(プレイヤー)
性別選択可能。ごく普通の生活を送る高校生、特筆すべき能力などもなし。
ある日突然スカウトされ、家族がブルーミングによる強盗に巻き込まれたことをきっかけに
ミレディとしてガーディアンに所属することとなる。
呼ばれ方はキャラクターにより様々。

・アメリア
案内役となるメス猫。人語を話す。
ミセス・ミレドの側近を務め、指示された人員のスカウトや戦闘員のサポートを行っている。

・明里(アカリ)
主人公宅の近所に住む幼馴染の女子高生。幼少期はよく一緒に遊んでいたが、ある日から突然主人公を避けるようになる。主人公よりもかなり早くミレディになった。

・サンディ
褐色の女性。非常に明るい性格で、人懐っこいが頭を使うことが苦手。

・ノーマン
高齢の男性。話し方や所作も紳士的で穏やかな白髪のおじいさん。元諜報員。

◆プロット

・第一話
帰り道、主人公は突然猫に話しかけられ「ミレディ」としての素質があるとスカウトされる。
理解できないうちに敵が目の前に現れ、猫は百聞は一見に如かずと一時的に主人公の力が解放しバトルに突入。(チュートリアルバトル)

・第二話
猫に連れられ、ガーディアンの拠点に到着。そこには幼馴染の明里の姿があった。主人公に対し「あんたはミレディに向いてない!帰って!」と強く怒るが、猫のアメリアにミセス・ミレドからの命令だと止められる。「私を倒せたら認める」と言われ、バトルに突入。(負け確定バトル)


◆記号表示

//  SEや演出
→ 選択肢
▽ 性別場合分け
○○ 主人公名


◆第一話本文

// 学校
// 背景:学校

先生
今日は、人間の潜在能力を引き出す
「ブルーミング」についてです

先生
みんな知ってる通り、20年前に開発された方法で
主にスポーツ推進や身体障害サポートに使われますね

先生
身体能力が急激に向上し、
今までの限界を超えた力を手に入れられます

先生
しかし、ここ最近では悪用する人も増えています

生徒
なぁ、ブルーミング出来たらお前どうする?

主人公
え?うーん、別にどうもしないけど……

生徒
なんだよそれー、つまんねぇなー

主人公
だって運動できないわけでもないしさぁ

先生
こら!そこ!ちゃんと授業聞きなさい!

生徒
やべっ、すみませーん!

先生
まったく……

先生
悪用する人から私たちを守ってくれるのは
警察と協力して戦っている「ガーディアン」です

先生
ガーディアンを設立したミセス・ミレドから指名された
戦う女性を「ミレディ」と呼びます

先生
この学校内でもすでに何人か志願者がいますが
将来的にガーディアンに就職する人もいるでしょう

主人公
なんでわざわざ危ない仕事選ぶんだろ……
僕(私)なら絶対やらないわ……

// 帰り道
// 背景:道

主人公
帰ったら宿題終わらせて、昨日のドラマの続きを……

???
キミが○○か?

主人公
えっ
……?

主人公
誰もいない……気のせいか……

???
気のせいじゃない、ここだ、ここ
下を見ろ

// 猫の鳴き声
// アメリア立ち絵

主人公
え?猫……?
いやいや、そんなわけないよね


少しだけ話を聞いてくれないか

主人公
ダメだ、疲れてるんだ
早く帰って今日は寝よう……


話を聞けと言っているだろう!

// 引っかかれる音

主人公
痛っ!なんだこの猫!


なんだじゃない!
お前が立ち止まらないからだ!


いいか、私はお前をミレディにスカウトしに来た

主人公
え?どういうこと?なんで猫が?


猫であることは気にするな
お前の素養は素晴らしい、ぜひ私についてきてほしい

▽男主人公
いや、ミレディとか言われても
僕は男だし……
▽女主人公
ミレディなんて、私は別に
特別なにも出来ないんだけど……


そんなことは関係ない
ついてくれば分かる

主人公
でも……


わからんやつだな
しかたない、百聞は一見に如かずだ


ちょうどお前の自宅が狙われている
助けに行こうじゃないか

主人公
え!?

// 変身音
// 変身エフェクト
// 主人公立ち絵変更

主人公
なに?これ……
フリフリのアイドルの服……?

▽男主人公
しかも体が女になってる……!?
▽女主人公
心なしかスタイルも良くなってる……


行くぞ、お前の両親を救いに

// 自宅
// 背景:自宅

// モンスター立ち絵

モンスター
グオォォォオオオ!!!

○○母
きゃああああ!!!

主人公
お母さん……!


アレはブルーミングを限界以上に受けた怪物だ
もう元の記憶も理性もないだろう

主人公
お母さんを助けなきゃ……
どうしよう、警察に……


今から呼んで助かると思うのか?
自分で救出すればよいだろう

主人公
でも、僕(私)じゃあんなのに太刀打ちできない……


阿呆め、何のためにその姿にしてやったと思ってる
自分の力で救うためだろう


それとも、目の前で母が殺されるのを
お前は指を咥えて見ているのか?

主人公
いやだ……
そんなのは……!


なら行け、戦い方は教えてやる

主人公
……う、うわぁぁぁあああああ!!!

// バトルモード

主人公
お母さん!!大丈夫!?

○○母
あぁありがとうございます……!
ガーディアンの方ですね!助かりました!

主人公
え……?


お前のその姿はお前と分からないようになっている
特にミレディは機密部隊だからな


私のこの声も、お前にしか届いていない


ひとまず救急車を呼んでおけ
母親は安全な場所へ移して治療してもらおう

// 自宅
// 背景:夜の自宅
// 主人公立ち絵
// アメリア立ち絵


どうだ、少しは落ち着いたか

主人公
うん……
でも、なんであんなものがうちに……


少し説明をしてやろう


アレはお前たちの日常を脅かす敵だ
ブルーミングを悪用せんとする者の手先だな

侵入してきたのはおそらく強盗目的だろう


ブルーミングは人間の潜在能力を引き出し
その利用者は圧倒的なパフォーマンスを上げる


だが、人間も万能ではない
器以上の力を出そうとすれば壊れるか暴走する

主人公
ということは、さっきのも元は人間……?


そういうことだな
あの姿になってしまってはもう誰だか分らんが……


しかし、あれは限界を超えようとすれば激痛を伴う
人間がひとりでにあのような姿になることはない


おそらく誰かが裏で手引きをしているはずだ
まだ調査中ではあるがな

主人公
その黒幕を捕まえないと……


そうだ
やがてお前の母親も再び襲われることだろう

主人公
そんな……


案ずるな、そのために私が来た


どうだ、これはスカウトではない
取引をしよう

主人公
取引……?


お前の家族はガーディアンが全力で守ろう
その代わり、お前のその力を我々に貸してくれ

主人公
それは嬉しいけど、僕(私)なんかの力がいるの?


お前が戦闘中に使った力があるだろう

主人公
そういえば、魔法みたいな……
あれのこと?


そうだ
その力は未だ科学で解明できない、特別な力でな

ブルーミングで引き出される力は
ほとんどの人間が身体能力の向上のみだ


しかし、お前のように稀に
特別な力を開花させる者がいる

主人公
特別な力……


ミセス・ミレドは
「力を持つ人間を見つける能力」を持っているんだ


そこでお前は指名されたんだ
ミレディになるべき力を持つ人間として

主人公
……僕(私)が戦えば、
家族はずっと安全に暮らせるの?


もちろんだ

主人公
…………

主人公
わかった、力を貸すよ
その代わり絶対に僕(私)の家族を守って


もちろんだ、約束しよう

アメリア(猫)
私の名はアメリアだ
よろしく、○○

主人公
うん、よろしくアメリア


2話目は近々公開予定。

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