自担のブログの効果効能
今日もめちゃくちゃ疲れた。立っているのもやっとなのに、歩いて帰ってきただけでも偉いと褒めてほしい。
何とか力を振り絞って、服を脱ぎ捨てて、メイクも落とさずベッドに倒れた。ごはん食べたい、お風呂にも入りたい、部屋着に着替えたい、でももう無理起き上がれない。
なんで毎日こんなにヘロヘロになりながら頑張ってるんだろうと思う。
わたしはHSPを自覚しているのだけど、敏感すぎるって本当に生きづらいったらない。いつも頭は痛いし、からだは疲れてるのに眠れないし、何かわけもなく涙も出てくるし。
今日も一日中、イヤホンとマスクスプレーが手放せなかった。でも、イヤホンが出来る環境にいるだけマシなのかもしれない。
音と光、匂いには本当に弱い。人の言葉や様子にも敏感だけれど、何よりもキツいのは五感が敏感すぎること。それだけで良い環境の2倍も3倍も疲労が倍増する。本当に厄介な気質だ。
あ~~~~もう。早くわたしの中から出ていってほしいのに、大嫌いな先輩や上司がずっと頭の中で喚いてる。いつまでそこにいるの、うるさいなぁ。もう会社を出て2時間は経ってるのに。
やばい、まじで起き上がれない。ねむい。だるい。
待ちに待った週末だけど、このご時世遊びに行く場所も人も選んでしまう。それに今のわたしに遊ぶ元気はない。
グダグダとベッドに転がっていると、ふと気配を感じた。顔を上げると愛犬が心配そうにこっちまで寄ってきてくれた。優しいね、ありがとうね。ごめんね、ごはん今あげるからね。
愛犬が幸せそうにごはんを食べている姿を見ていると悲しくなってくる。何でこの子との時間を削ってまで、こんな思いをしてあんなところで働いてるんだろうって。
ちょっとだけ泣きながらそのからだを抱きしめた。あ、何か嫌な顔した。ごめん。
こういうときにふと「そんなん自分だけじゃないよ、俺なんかさ……」と言われたことを思い出す。何でちょっと疲れた、って愚痴っただけでそんな風に言われなくちゃいけないんだろう。
わたしの愚痴は聞いてくれないのに、自分の愚痴は聞いてほしいという恋人との付き合いはつらかったな。結婚はできないかも、って思った。
今何してんだろ、元気かな。まぁもうどうでもいいけど。
でも。
のえるくんは「偉いね」って言ってくれた。「今日も生きててくれてありがとう」って言ってくれた。もう親も友達も恋人も簡単には褒めてくれない、励ましてくれなくなったこの歳になって。
ゴロゴロしてただけでも偉いね、なんてちょっと笑ってしまうけど、それだけで救われた気持ちだった。
だって平日ものすごーくしんどいんだもん。休みの日なんだから休みたい。でも何もしなかったら、それはそれで後悔する。
あなたはそんな気持ちを分かってくれた。
のえるくん、しんどいよ。
のえるくん、疲れたよ。
のえるくん、助けて。
縋るような気持ちでのえまる(Travis Japan 川島如恵留くんのブログ)を開く。
そこにはいつも温かい言葉が広がっているから。
いつからだっただろう。確か少しずつ夏が終わる気配がする頃だったと思う。のえまるの様子が変わっていった。
「今日も偉いね!」という言葉がなくなった。
その代わりにのえるくんの日記が綴られはじめた。
不思議。
励ましてくれる人が、「今日も頑張って偉いね!」と言ってくれる人がいなくなってしまったのに、わたしは何だか嬉しくなった。
「のえるくんってこんなこと考えてるんだ」って、今までブログでたくさんその想いや考えを見てきたはずなのに、初めてのえるくんと出会ったときみたいな感覚だった。
「今日はこんなことしたんだね」「今日はこんな風に感じたんだね」って、毎日日記を読むのが楽しくなった。今までは楽しいというより、「励まされたい」みたいな感覚の方が強かった。
そしてブログの雰囲気が変わったその意味を、9月14日の定期更新で知った。もっと愛しくなった。
不特定多数が見れる媒体と違って、本当にのえるくんのことが好きな人たちだけが見てる「のえまる」は、「アイドル川島如恵留」から一人の人間の「川島如恵留」に戻れる場になるんだなって。
わたしはのえるくんが、わたしたちにまた新しい一面を見せてくれたのが嬉しかったんだ。アイドルだけじゃない、素のままの川島如恵留が見れたのが嬉しかったんだって。
今までのわたしは、のえるくんに一方的に頼ってるだけだった。もしかしたらその行為自体が、のえるくんを「アイドル川島如恵留」に仕立て上げる一つの要因だったのかもしれない。
もしかしたら、のえるくんをがんじ絡めにしてしまう可能性もあったかもしれない。
アイドルといえども、人間だから。つらいことも悲しいことも逃げたくなることも投げ出したいこともあるだろうに。それでも毎日励ましてくれてたんだね。ありがとうね。
少しでものえるくんが自分らしく、もっと楽しく、もっと伸び伸びと活動出来るのかもしれないなって思ったら、嬉しくなったんだ。
そういうことが、わたしの新しいパワーの源になった。
◇ ◇ ◇
今日も今日とて、わたしは帰ってすぐベッドに倒れ込む。
ねむい。だるい。背中も腰も痛い。おなかすいた。お風呂はいりたい。愛犬にごはん……だけはあげた。でももう無理起き上がれない。
のえるくん、しんどいよ。
のえるくん、疲れたよ。
でも、のえるくんも頑張ってるもんね。
そう思うと、あーわたしも頑張ってごはんとお風呂だけは済ますぞー!と気力が湧いてくる。
「助けて」とは思わなくなった。もうのえるくんに一方的に頼るのをやめたんだ。助けてもらうんじゃなくて、一緒に頑張ることにしたんだ。
のえまるが、心の傷を治してくれる薬から、癒してくれるアロマになったみたいな気持ちだった。
でも、あまりに疲れすぎると頑張れないこともあるから、そんなときは隠してあるスクショを読むようにしてる。だってたまには「今日も生きててくれてありがとう」って言われたいからね。
よーし、明日も頑張るかぁ。
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