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天国の卵とただの地獄

栃木県は那須塩原市。ハンターマウンテンに降り立った私だよ。

入り口で、どうやらこのスキー場に卵のキャラクターがいるらしいことは理解したが、その後売店で遭遇した「ハンタマくん」というネーミングには恐れ入った。よくある駄洒落っぽい名付けを見れば、おっさんが考えているんだろうな、とそのセンスの無さを笑い飛ばしていたものだが、ハンタマくんはあまりにも簡素にして雄弁な出で立ちだった。半分に割られたゆで卵?に目と手足がついている、一周回ってセンスの塊とすら思える彼に称賛を。はっきり言ってとてもとても愛らしい。これが例えばアニメになったりした時、どこが口として機能するんだろう。この黄身の部分か、はたまたアニメ限定のキャラデザとして新たに口が付くのか。
売店では大層触り心地の良い、お値段もいいハンタマくんぬいぐるみが売っていた。いつか富豪になった時には、何の躊躇もなく彼を家に迎え入れたいと思う。

おわかりだろうか、奥にもう一頭いる


こいつだけもこもこしていた

帰り道には、寄り道と言える程度の位置に素晴らしい施設があった。「千本松牧場」には、牧場らしく馬がいてヤギがいた。多分牛もいたんだろうが、やたらと広大な敷地の中ではお目通りは叶わなかった。残念。

ただスキー場に行ったつもりが、予想外に旅行らしくなってかなり遊んだ感じがする。もっと近所で気軽に行ける距離だったら良かったのに。とても気に入ったからまた来ます。グッバイ、ハンタマくん。


さて、現実に戻ると、問題ばかりが山積みだ。確定申告だけでも終わらせておいて良かった。書類さえ探し出せば五分で終わるというものが、書類を探すのに何十分もかけていたり。世の皆様はこんなに面倒なことを毎年やっているのか……。個人事業主にだけはなれる気がしない。
退職問題も一向に進まない。無意味な話し合いを二度も経てなお、こちらの意思がまともに伝わっていないらしい。意図的に都合のいい方向へ持っていこうとしているのが丸わかりで、端的に言うと「気持ち悪い」。他人の人生をどうこうできると思っている辺りが、特に。考えがまとまったらまた教えてください、とか言っていたけど、目の前で散々喋ってやっただろうが。頭の両脇に付いてるのは飾りか?仕方ないかな、老化には抗えないもんな。メールで一方的に退職日を告げるか、何の前置きもなく退職届を叩き付けるか迷ってる。もうどっちでもいいか、辞める会社に気を遣ったって仕方ない。一生恨んでくれればいい。もう二度と思い出してやらないから。

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