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現実を受け入れる

こんにちは。求道よみと申します


ご自宅で介護が必要な方
介護をされているご家族を
介護サービスを提供する
事業所の皆さんと一緒に
支援をするお仕事


私は
ケアマネジャーという仕事で
皆様の人生の後半の
ほんの一部分の時間を
共に歩ませていただいてます


長い人生の
ほんの一部分


介護が必要になったその時に
初めて出会った皆さんの
輝かしく過ごされていた
リアルタイムを知らない私


一人一人の
輝かしい時間を
一緒に振りかえる余裕があれば
私たちはもっと違う関わりを
持つことができるのでしょうか

(2020.8.14 幻冬舎GOLDONLINE)


施設に入所された認知症の母を
【認知症】と受け入れられず
施設の対応に疑問をいだく
娘さんについて書かれた記事を
拝見いたしました


自分を育ててくれた
お父さん、お母さん


時間が経っていることは
分かっていても
なかなか
自身の親が
年老いていくことを
受け入れられず
その変化を理解できない


介護が必要な方に
たくさんお会いしてきた私たちは
年老いたら変化する
様々な事柄や
症状の特徴を
知りすぎてしまっているために


その変化に
戸惑い
受け入れられずにいる
ご家族に対して
寄り添うことができているのか


年をとれば
当たり前のように
おとずれる【変化】について


【介護】の仕事をしていなければ
知りえなかった事は
たくさんあるのに


それに慣れてしまった
私たちの方にこそ
一旦、自分ごととして
介護をする家族の立場や
気持ちを考えることが
必要な時もあります


なかなか理解を得られず
支援が進められないことも
現状あるため


難しいと感じることも
たくさんありますが


介護の仕事をしている私たちにとって
【当たり前】のことも


初めて【介護】という壁にぶつかり
立ち往生している家族にしてみたら
そんな【当たり前】のことを
受け入れるのに時間がかかるという事


大変なのは
介護の仕事をしている私たちではなく
初めての壁にぶつかってしまった
介護者であるということを忘れないで
仕事をしなければいけない


拝見したこの記事は
老人ホームの現状という内容を
書かれたものでしたが


私たちの仕事の向き合い方を
改めて考えさせてくれるものでもあると
感じています












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