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147.どれほど他者に憧れたとしても [本日のことば vol.72]

この機会に おまえ達にはっきり言っておく
どれほど他者に憧れたとしても
人間は決して自分以外の「誰か」にはなれない!
だからといって「羨望」や「嫉妬」を拗ねる口実にしてしまったら
成長は望めぬと知れ

誰だって 小さな一歩から
己の道を歩み 己の頂に登る しかないのさ

世に言う「努力」とは
「個別の頂上」を極めんと力を尽くす事だと
俺は思う

出典

技来静也『拳奴死闘伝セスタス』
第57話「個別の頂上へ」より。

セスタスシリーズは第1部が『拳闘暗黒伝セスタス』、第2部が『拳奴死闘伝セスタス』というタイトルで、こちらは第2部のエピソードになります。


ひとこと

最近、某マンガアプリで無料で読めるので久しぶりに読み返していたのですが、やっぱり『セスタス』はめちゃめちゃイイですね。

メイン要素である拳闘シーンも、一つ一つの攻防や技に説得力があり、それでいてしっかり迫力があって熱く、見ごたえがあって面白い!

それはそうなのですが、それだけでなく、主人公やそれを取り巻く登場人物もそれぞれ個性的で「キャラが立っている」ところもいいですし、そして上記の台詞の主である、主人公の師匠、ザファルがカッコイイです!

ただただ発言がカッコイイ、というだけではなく、作中において彼は一貫して「師匠」「指導者」であり、一連の名台詞もすべてそうした立場から放たれているのが味わい深く、そしてそれゆえに読んでいるこちらも学びになります。

これほど「師弟関係」をしっかり描いて、それが魅力になっている漫画って、そう多くはないんじゃないかと思います。

気になったかたがいたら、ぜひ読んでみてください♪


こちらは漫画アプリです。3/24まで無料で読めるそう!


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