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169.「仕事ができない?なら仕事を倍にしろ」...と言われた話

ごきげんよう。
ふと思い出したシリーズ、第二弾です。

仕事ができない、終わらない!

新卒2年目のときのことです。
過去編でも書きましたが、僕は当時、全っ然仕事ができませんでした。

仕事ができない、というのにも色々ありますが、いま振り返ると僕の場合は「タスク管理」と「報連相」が苦手だったんだな、と思います。

とにかく自分のなかでボールを抱え込んでしまう。
そしてどんどんToDoを溜め込んでしまう。
その結果、毎日終電までデスクに向かいながらも何も終わらず、しまいには何でそんなに忙しいのか、何をやっているのかもわからなくなっていく。

そんな日々が続いていました。

多分、優先順位をつけて一つ一つやっていけば、大した仕事量じゃなかっただろうと今からすると思うのですが、その当時は頭のメモリが常にいっぱいいっぱいで、たびたび処理落ちしてるような状況でした。


倍の仕事を振ったらいい!?

そんな折、毎年恒例の、メーカー合同の展示会に参加したときのことです。

展示会の主催企業でもある、某大手メーカーの社長さんが来られていて、部長と直属の上司に連れられて僕も挨拶をしました。

うろ覚えですがそのとき、その部長が僕のことを「こいつは本当に仕事が出来なくてねえ〜」みたいに紹介したんだと思います。
(今だから書きますが、まあ人格的にアレな部長でした)

それに対して、その社長さんが僕を一瞥したあと部長に言ったのが、見出しにも書いてますが、
「仕事ができない?なら、今の倍、彼に仕事を振ったらいいよ」
ということでした。


「は?何言ってくれてんだこの人」
とそのとき僕も思いましたし、多分部長も上司もそう思ったのでしょう。
「いやぁー、こりゃ参りました…ハハハ。。。」
みたいな感じでその場はお茶を濁されたように記憶しています。

勿論、その後特に仕事が増えることもありませんでした。

キャパオーバーを越えると成長する

当時は意味不明だったアドバイスでしたが、いまにして思うと慧眼だったなと思うのです。

実際、その後会社を辞め、幾度かの転職を経て、複数の仕事に携わるようになって。

対応しなければならないタスク量が激増した時期を通り抜けたとき、自分の処理能力も大幅に上がったと思います。

ただ、そうしたキャパオーバーを経ての成長には、条件もあるような気もします。

ひとつは、成長を待ってくれる環境があること。
もうひとつは、自分で主体的に引き受けた/つかみ取った仕事であること。

あの当時の自分がそのまま単純に仕事量を倍にされてたら、果たして成長したか、どうか…

「やらされ」ではなく、自分の意志でする仕事をやりたいものですね。

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