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100年の孤独/放哉に想う〈Vol.34〉 須磨寺逍遥

老いくちて居る耳の底の雷鳴

尾崎放哉全句集より

須磨寺の大師堂の裏手の壁には、三十三間堂の雷神像を模したレリーフがありました。その近くには絵馬の棚もありました(写真下)。なぜこんな淋しいところに設けられているのかわかりませんが、絵馬には、いろんな願い事が書き込まれていますから、その配慮からかもしれません。

                      絵馬には病気平癒の祈願が多くありました。

須磨寺は源平合戦の名勝地でもあります。平敦盛の首を洗ったとされる大師堂前の池には放哉の句碑があります。

こんなよい月を一人で見て寝る

尾崎放哉全句集より



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