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「わたしの月例ジビエ料理レポ〈2023年8月〉」編集部スズキ

仕事柄、いろいろなジビエを食べたり、獲れた狩猟鳥獣の肉を猟師さんからいただくことがあります。そこで『狩猟生活』編集部員スズキが調理して食べたジビエを紹介する月イチ食レポート。正統派から見ると邪道と言われそうな料理も散見されますが、安全に留意してさえいれば料理は本来自由なもの(と思いたい)。
8月分は弊誌9月11日発売号の校了作業だったため料理した数は先月と比べて少なく2品を紹介していきます!

あと少しで2023年の猟期が始まりますね!
猟期がはじまる前までに冷凍庫の在庫をすべて食べきるのが目下の目標。
食べるのがもったいなくて、大切に大切に大切に保管していたので大量の在庫を抱えています。。。さてどうしたものか・・・。

クマ肉の赤味噌ホイル焼き
調理過程の見た目がちょっと刺激的ですが、仕上がりはOKです!
昨猟期にいただいたツキノワグマの肉
冷凍状態ならスライサーを使わずとも包丁でもとても薄く切ることができます。
硬めの肉なのでできるだけ薄く切りたいところ。
焼けている部分はこのあとにトリミング
ここ最近はまっているのが狩猟肉を赤味噌に漬けることなのですが・・・
(黒く散らばっている丸いのはシカのアレじゃなくて、醬油に漬けておいた山椒の実だよ)
数日経って取り出した赤味噌漬けの写真を見せると、「見た目が完全にアレ」と言われた。
アシリパさんが言ってたアレで、不死身の杉元が食べてもいいと言っていたアレ。
赤味噌の良い匂いだけが伝えられないのが残念至極。
インターネットが普及して世界中の誰かといつでもつながれる現在ですが、温度や匂いや感触は伝わりません。
映像をAIが判断して匂いをつくり出せる装置ってこれからの未来に出てくるのだろうか??
化学式であらゆる匂いを表せるとしたら可能なのかもしれないけれど・・・
もしAIがこの画像を味噌じゃなくアレと判断して、アレの匂いを出してしまったとしたらまさにテロ!!
閑話休題、見た目が完全にアレ呼ばわりされたクマ肉をアルミホイルの上にのせて・・・
キノコや下茹でしたゴボウなどを好みの具材を合わせて・・・
包んで、魚焼きグリルへ!
15分程度焼いて完成です♪


シカ肉のキーマカレー
今回使ったのは青梅のメスジカ、東京ジビエです!
昨猟期にいただいた肉をミンチにしてから真空パックして冷凍保存しました。
ひき肉にしておけば、使いたいときにキーマカレーにしたりハンバーグにしたり、調理の時短になるのでおすすめです
まずは、タマネギのみじん切り、ニンニクとニンジンをすり下ろしたものなどを炒める(野菜の切り方は好みでOK)
火が通ったら、シカのひき肉を投入!
肉に火が通ったらカレー粉を投入して、その他調味料で味を調えて、さらに火を入れて完成です