活字

映画を見て、曲を書いて、インプットとアウトプットを断続的に続けていく中で少し頭の中がごちゃごちゃしはじめて。
一旦リセットするために昨日と一昨日、久々に活字を読んだ。
買うだけ買って手をつけてない文庫が、部屋には常に10冊ほどある。
一昨日は島本理生氏の短編集を最初の3編だけ読んだ。
相変わらずこの方の書く文章は好きで、月並みな言葉だけど「天才だなぁ」と思ってしまう。
「ディズニーランドへ行こうよ」
から始まる冒頭2ページの本当にどうってことない恋人たちの日常の描写で「あ、この2人はもう終わってしまうんだ」というのが読み取れてしまう。

3編読んだらある程度満足したので、昨夜は中村文則氏の「銃」を読んだ。
一昨年の映画化で惹かれて買ったものの読むタイミングがなくて、やっと手を出した。
最初から最後まで雰囲気が一貫しているのが中村氏なのかな、と「掏摸」を読んだ時のことを思い出しながら読み進めて、最後でやられた。
久しぶりに清々しく裏切られた。
いつか時間をかけて「教団X」読みたいなぁ。
中村氏の文章は決して得意では無いんだけど、次も読みたい、絶望させられたいという気持ちになる。

そういうモードに入っちゃったんで、今日からは満を辞して森博嗣氏の「すべてがFになる」に手を付ける予定。
さて、何日掛けて読み終えるのかな。笑
…何も関係ないけど、不思議と興味をそそられる作家さんの作品にはロックバンドがよく出てくる。ストーンズとか、ニルヴァーナとか。
やっぱり引き合うものが何かあるんですかね。
「銃」でもロックバンドが印象的に使われていて面白かったな。

バンドは豪雨災害とコロナのダブルパンチが影響して3週間メンバーに会えていません。月末からかな、やっとまた色々再開できる予定です。
その頃にはまた良いお知らせもあるから、もうしばらくお待ちを。
じゃあね。KANARIAでした。

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