見出し画像

〜第一回オンライン龍勢酒の会〜

昨日で三回目となるオンライン酒の会🍶

今回は広島県の龍勢や夜の帝王などを醸す藤井酒造の藤井義大さんにゲストで来て頂きました!!

終了後のお話も面白いお話が聞けたので織り交ぜて昨日の会の内容をご紹介します👍

さてさて、今回ご参加頂いた方々は女性の割合が多かったですね🤗

先ずは恒例乾杯から!!

画像1

皆さん龍勢、夜の帝王を手にご参加して頂いて…本当に有難い😭
用意出来なかった!という方でも全然気にすることなく参加出来るよう、バーチャル背景も用意してるので先ずは参加してみて欲しいです🙆‍♀️

初めに皆さんの飲まれているお酒のご紹介と藤井さんによる味や特徴の説明をもらいましたよ!

ザッとご紹介!!

龍勢初しぼり 今期の一番最初に出来たお酒。龍勢の中でも重厚感のある味わいでお米は広島八反錦使用

龍勢和みの辛口 ↑の初しぼりに加水して火入れしたもの。やや熟成感があり常温〜お燗オススメ

龍勢生酛備前雄町28BY 酵母、乳酸菌無添加、がっつり酸があって余韻を楽しめるお酒。
常温〜燗がオススメ!寝かしておくと更に良くなる

龍勢別格品 純米大吟醸2017BY 山田錦100%生酛独特の酸味、純米大吟とは思えない濃さ、旨味でこちらも余韻を楽しんで欲しいお酒

龍勢白ラベル純米吟醸 山田錦使用キリッとシャープ、アルコールによるキレもあり、冷酒がオススメ

夜の帝王 特別純米 日頃の晩酌に!!ずっと飲んでいられるお酒

今回割と被っている方も少なく色々な味の特徴が聞けましたね🖖この中で気になった、好みに近そうなお酒があれば是非試してみて下さい〜


ラベルについて

お酒を買う時はジャケ買い!なんて方もいらっしゃいますよね?
龍勢と言えば金箔や銀箔の円の中に龍のエンボスが刻印されているカッコイイラベル🐉の印象が強い方も多いと思います。


画像2

うーん、カッコイイ

ただそれだけじゃない!ズームしてよく見て下さい。所々赤い判子が押されてますよね?こちら全てお酒の情報なんです。
酒の種類、お米の種類、土壌、蔵元が記載されているんです!!ラベルを眺める楽しみが増えますねー👀

画像3

同じ龍勢でも違ったラベルもあります。実はこちらはフラグシップラベル!

創業から使用されている形式で上記のシリーズのお酒を造った後に造られている為その年のお米の特徴を掴んでいるお酒でもあります。


お燗でオススメ

藤井さんのお燗イチオシはラベルご紹介でも上げた龍勢生酛備前雄町!!

藤井酒造さんでは基本生酛は2年程置いて出荷しますが、まだ若めだったりするとお燗の温度は高めOK👌ですが、いい感じの円やかさになっていれば40℃〜45℃くらいのぬるめがオススメです!ぬるめのお湯でジワジワ上げていくのがコツですよ〜

お家でお燗を付けるって中々難しいですよね!勿論ご自身のお好みの温度で付けるのが良しですが、造り手さんからオススメの付け方を聞けると嬉しいですよね😊是非お試し下さい!!

お米について🌾

現在藤井酒造さんでは4種類のお米を使用しています。

岡山県 備前雄町 契約農家
鳥取県 山田錦 契約農家
広島県 八反錦 
広島県 八反35号

現状2種を契約農家さんから仕入れています。これを今後、全て契約農家さんにしていく方向性!何故か?

従来の仕入れ方法だと等級指定さはできるが、農家さんの顔が見えない。

農協では米の粒の大きさが揃うなどの良さもありますが、同じ品種のお米が色々な農家のもので混ざってしまう。
藤井酒造では農家さんの顔が見えてその年々のお米の状態や、経過が知れて、そういうことをきちんと知った上でお酒を造り込んでいきたい!!という想いがあるからです。


今期のチャレンジ💪

藤井酒造さんでは此の所全て仕込みはホーロータンク(セラミック)で行われていました。しかし、今期から新たに木桶を2器導入!!
藤井酒造さんで大正時代まで使用していた古い木桶の内側をカンナで削り、再利用しました。

昔のお酒が木桶に馴染んでいた為か、腐敗もしていなくカンナで削ると凄くお酒の甘い香りがしたそうです!再利用も出来、新品の木桶と比べて尚良かった事はお酒に杉の香りが付きにくい!

あまりお酒には杉の香りを付けたくない考えの藤井さんにはぴったりでしたね!

画像4

しかし、やはり木桶は難しい…勿論今までのやり方とは変わってしまう部分が多いし、では何故木桶に?

自然には自然を!!

生酛造りにも力を入れている藤井酒造、生酛という自然の力の造りをするからには自然のもので造りたいという考えからの導入。

そんな自然を大事にする想いは造り方にも現れています!
数値等を気にしてこういうお酒を作ろう!と手を加え過ぎるのではなく、取り敢えず自然に進んで行く方向を見守る。そして導きが必要な時はアシストして導く!

お酒は生き物なのだから!

でも酒母は丁寧に大事に過保護に育てます!でないと死んでしまいますからね。
子供の育て方と同じですね。赤ちゃんを放置はしませんものね!でもある程度自我が芽生えて来たら好きな事をやらしてみる。(醪)

藤井さんのお酒に対する考えがよくわかる素敵なお話でした!🙌


広島県竹原市

藤井酒造がある竹原市は約25000人という人口の小さな市です。しかし、小京都と呼ばれる程の魅力的な街並みのある所!

画像5

今回ZOOMに参加してくれた藤井酒造の新入社員中川さんもその風情ある街並みが大好きで藤井酒造に入社してしまった程✨

そんな竹原は室町時代塩で栄えた土地です!竹原の塩って有名ですよね?🧂実は竹原の日本酒の起源はここから!!

塩を各地に運搬するのに竹原の港に拠点に物流が流れていました!その際大阪などお米を作っていた所から来たお米を使って塩産業で儲けた人間が日本酒を造り始めたことが始まりだったのです。
竹原という小さな場所に当時なんと26軒もの酒蔵があったんです!!

竹原は物流から日本酒が作られるように!!

面白い始まりですね〜🤔

そんな広島には冬に酒を造るという基本を築いた三浦仙三郎の出身でもあります!吟醸酒を生み出した方で有名ですね!広島、日本酒に根深いです!訪れてみたい所ですね〜✨

そんな竹原も2年前の西日本豪雨の被災に…。藤井酒造も蔵が全浸水してしまい、大変な被害に遭われました。

そしてそのことをきっかけに竹原支援でこんなことに取り組んでいます!!

GTO×龍勢

そう、あのGTOの作者である藤沢とおる先生が藤井酒造を訪れ、竹原支援の為に龍勢とGTOコラボ酒を造りました!!!売り上げは竹原市に寄付されます。

こちらがそのタンク!

画像6

ネットで予約販売限定2020本(火入れ)

竹原の酒屋さんで限定販売390本(生酒)生酒の方は是非竹原に来て飲んで欲しいという願いを込めて竹原限定です。

現状が落ち着いたら行って飲みたい!

お味の方は…鬼塚英吉ばりにキレッキレ!だけど人情味も溢れるような円やかさも兼ね備えた正にグレートなお酒に仕上がってますよ〜😎

美味しいお酒も飲めて支援にも繋がる✨皆様要チェックです!!

色々なお話しを聞かせてくれた藤井さんの酒の会は4月22日(水)20時〜21時半で第二回が開催されます!

今回書ききれなかった変態酒のお話しも深掘りしたいですね。笑

その他にもペアリングや酒器のお話しもして下さる予定ですので是非ご参加下さい!

記事を読んでイイネ!と思われた方、オンライン酒の会に参加して頂いた方、是非サポートとpaypayよる投げ銭を宜しくお願い致します。

↓↓↓↓↓

画像7





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?