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すべてがFになる | 森博嗣 | ☆☆☆

昨日書いた通り自宅にいると、読書する時間がなくなってしまうので、意識的に時間を作ってようやく読み終えました。

2週間かけて読むとアレですね、前に読んだことを忘れてしまうので、私はバーっと勢いをつけて読まないとダメだなと思いました。

これ、1996年と、もうだいぶ前に書かれた本ですけど、今、だいぶ実用化されているようなVRとかが描かれていて、森博嗣さんの先見の明に驚かされました。

☆が3つなのは、私がストーリーを忘れちゃってるところがあるから、十分に楽しめなくて、それによるものなので、また改めて読み返そう。

推理小説って、最後にばーっと真相が種明かしされるのですが、その瞬間に訪れる被害者側/そして犯罪を犯してしまった加害者側の持つ感情に共感し、そのカタルシスにものすごく癒やされることがあるよなぁ、と思います。癒やすっていうのは言い方が違うのかな。なんだろ。うーん。
カタルシスってググると、快感の一種だと描かれていることが多いですね。そういう感覚なのか。その快感を得るために、人は物語を読むのか。

つまり、人が読みたいものを描くというのは、共感を与え、カタルシス効果によって快感を与えるようにするってことなのかな。登場人物の気持ちを推し量って、分かるわー、ってなることに、そんな快感が得られるのって。そんなかよ。


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