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心理職のインターン(就活)ってどんな感じなの!?  大学 心理学部・心理学科の就職活動行ってきました。

こんにちは! お遊びメンター兼しゅんです。

僕現在大学生2年生なんですけど、今年の9月くらいから将来への不安がえげつなかったです。

大学で心理学を学べるのは毎日とても楽しく満足していましたが、

よく聞く卒業後の進路の噂話として「心理職は給料が安い」という事実を耳にすることも多くなり、

実際に心理職で働いている方達に会ってみたい!という衝動に駆られました。

僕計画より行動が先に行ってしまう頭の中も筋肉で成り立っているような人間のため、

すかさずインターネットで応募してしまったんですよね…

このnoteでは、僕の心理職の職場(障害者の方を支援する施設)にインターンに行ってみた体験談について書いていきたいと思います!

※具体的な企業・団体名は、それらの企業や団体を尊重する為に書いていません。

※しょうがいという言葉には、「障害」と「障碍」の2種類があります(大学で学べます!)。ここでは、皆さんにわかりやすいように障害の方を用いたいと思います。




【インターンってどうやって申し込むの?】



まずは、インターンシップの申し込み方法について説明していきたいと思います。

まずインターンした事のない方は、どのようにインターンしたいです!と企業に申し込むと思いますか??


答えはですね、「マイナビやリクナビ」といったインターネットのサイトで大学生なら気軽に申し込めます!

それらのサイトをGoogleで検索すれば、そのサイトがヒットします。

そのサイト内で、企業を検索する部分があるのですが、

そこに業種検索という項目とか欄があると思います。

そこで、心理学関係の職場にインターンに行きたい方は「心理学」、介護関係のインターンに行きたい方は「介護」というふうに検索してみてください。

ここで特に注意したい方が、「将来カウンセラーや公認心理師,臨床心理師としてクライエントさんにカウンセリングや心理療法を行いたいと考えている方」です。

この、クライエントに心理支援を行うには資格の所持が必須という風潮がある為(資格は絶対必要という法律は無かったはず?)、

何も資格を所持していない学生はそのような職場には入ることもNGという感じです。

ですので、心理臨床関係のインターンは全くないと言っても過言ではないです。

実際僕も将来はカウンセラーになりたいと考えおり、

実際の心理臨床の場を体験できるインターンを様々なサイトで調べてみましたが、ほとんど皆無でした。

業務検索で「心理学」という言葉を検索すると様々なインターンがヒットするんですけど、

心理職関係のインターンの種類は数少ないという事を意識しておいてください。



【障害者の方を支援する施設のインターンに行きました!】



数あるインターン先に僕が選んだのは、障害者の方を支援している、東京のある施設です。

まず施設の玄関に入って、「今日インターンでお世話になります! 〇〇です!」という感じで挨拶をしました。

その後、来賓室?みたいな所に案内されて,少し待っててくださいというふうに言われます。

インターンを何個か経験してみて思ったことは、毎回インターンの最初には個室に案内されるという事ですかね!(集団インターンシップは例外)

その個室の中で、その企業や法人がどのような活動をしているのか・経営方針・具体的な取り組み・その会社の福利厚生といった内容を説明してくださいます。

とても失礼な事を言うかもしれませんが、現在の企業と就活生とのパワーバランス?的な事も感じることができましたね。

就職氷河期と言われる時代では、新卒で採用される枠よりも就活生の数が大きすぎた為、

就職できない方がたくさんいらっしゃったらしいですよね…

しかし現在の就活では、逆に企業側が血眼になって優秀な就活生を取ろうとしているのが感じられます。

具体的な理由としては、会社や法人の説明の際に特に「福利厚生や社員待遇」について何度もアピールがあり、

この会社で働くと良い待遇だらけだよ!みたいな面をものすごい強調されるんですよね。

例として、家賃は全部補助!とか子供ができたら〜ヶ月休めます!という内容です。

他にもこの分野は将来伸びる分野だから、給料もどんどん上がってきますという事をアピールしていらっしゃいました。

普通に考えたらアピールするの僕ですよね笑
職が欲しいのは僕なので。

それなのに企業側が「君!うちに入ってくれよ!」と言わんばかりの説明をしてくださることは、

現在とんでもない失敗をしなければ、就活生は一社も受からなかった…という事態はありえないという事ですよね。

そして、福利厚生とか給料をアピールされたら僕たち就活生はしっかり考えないといけません。

「なぜ、福利厚生や大幅な給料アップによってでしか社員のモチベーションを維持する事ができないのか」という事に少し疑問を持ってもいいかもしれません。

その質の高い待遇には「深夜勤務」とか「不安定なシフト」とか「ストレスの多い労働環境・業務内容」といった背景が隠れているかもしれません。



【どんな事を体験できるんですか??】


僕がインターンに行った日は、その施設の年に一度のお祭りという特別な日でした。

そのお祭りの内容は、障害者の方達が1年間の活動を発表するというような内容です。

庭にはたくさんの売店が立ち並び、美味しそうな匂いが所々に充満していました。

内容としては、施設の方に教えてもらいながら障害者の方を実際にサポート・一緒にお祭りを見て回るといった内容です。

いきなりですが、皆さんは心理学という学問の中での「障害」にどのようなイメージを抱いていますか??

例えば、自閉症スペクトラム症であったり知的障害の方を思い浮かべると思います。

僕がお手伝いした方の症例は、さらに詳しく書くことは控えたいと思いますが、

皆さんの想像する障害の中の一つに当てはまる方と一緒に行動しました。

そして、施設の方が適切な援助の方法を細かく指導してくださったため、

症例ごとの支援の仕方や、「障害」そのものの知識を効率よく吸収する事ができました。

いや、この分野の方々ってなんでこんなに優しい人多いんだろ…

このように、もはや心理学関係のみならず初めてのインターシップだったんですけど

収穫の多い内容で完結する事ができました。



【大学では学べない知識だらけ!? 勉強と実践のギャップに脳が刺激される!】


心理職のインターシップに行った感想として付け加えたいのが、

学部・学科で学べない実際の現場で行われている技法・概念が学べる!という点です。

僕は1年生の時に「障害者・障害児心理学」という授業を履修していて、

教科書もある程度読み込んで、授業も先生の話を真面目に聞いていました。

しかし、そこでも吸収できなかった知識を施設の人が教えてくれたんですね!

例として、自閉症の方への支援方法を障害者・障害児心理学では表層的に学べます。

しかし現場の方から教えてもらったのは、

「最近、TEACCHプログラムが有名だよ。」

とぼそっと教えてくれました。

言われた僕は、「何じゃそれ!? 学校で聞いたことないわ!」というふうに非常に混乱しましたね。

だって割と真面目に授業聞いていますので、自分が知らない知見があるという事実があると、

少し頭の中のメンター君が取り乱してしまいます。

でもお話を聞くと少し安心しました。それ、学科・学部で習うプリントや教科書に載らないほど、

最近学会で発表された、最新の自閉症患者への支援の仕方だからです。

そりゃ、授業だけ受けて学校に籠もっているばかりじゃ得られない貴重なお話ですね。

このように、大学では学べないその分野で実際に働いている方の経験談や、

実践の場で応用されている技法について学ぶことができます。



【インターシップの最大の収穫とは?? あとインターシップ裏話】

皆さんは、インターシップでの1番重要な点って結局何だと思いますか??

それは、「自分で能動的に現場に出向き、自分がイメージしている職業像と実際目にする職場環境はどのくらい差があるのか」

を確認できる事だと思います。

今回僕は障害者の方を支援する施設でインターシップを行った訳ですが、

「やはり、将来自分は心理学という学問の枠組みの中で生きていこう!」と、

心理学という学問を学ぶ面白さを再確認する事ができました。

しかし、逆に「なんか想像してたのと違うな…」という感想を抱く方もいるかもしれません。


その要因として、メディアや大学側はある職業のイメージを学生側に伝える際に、

良い面を誇張し悪い面の情報の比率を下げるといった、

粉飾した内容で学生側に伝えます。

その与えられたイメージのみでその職業像を持っている方は、

実際の現場を見ると、その職業の良い面よりも少し辛い面の方に注目してしまうと考えられます。

だから、「なんか、思ってたんと違うわ…」と感じてしまうのかもしれません。

このような、自分とその分野のミスマッチを防ぐためにも、

インターシップには行くべきだと思います!

他にもインターシップ終了後に、時々会食を設けてくれる企業があります。

その会食では、食事を食べたりお酒を飲んだりしてその職場の方とお話する事ができます。

そこで、僕はその企業の1番偉い人とお話をする機会があったんですけど、

その方も元心理学部・心理学科卒で、僕と感性がとても合うと感じたそうです。

なぜか話し終わったあと「君、なんかおもろいね! 普通に就職希望だったら採用しちゃうよ〜」と言われました。

普通ならその言葉を聞いて、「え…?」って3秒くらい静止すると思います。

だって世間一般で言う就活のイメージって、何十社も面接で落ちたとか、ろくでもない印象ばかりです。

確かにメディアなどで就活大成功!という内容よりも、就活の結果が思い通りになっていない方の悲観的な内容ばかり私達に伝えられてますからね。

僕も、そのように就活に対してあまり良い印象を抱いていなかったので、

軽い言葉で採用する!と言われて、ポカーンとしてしまいました。

そして、その職場に最近就職した若い方のお話によると、

「インターシップで所長(その施設の責任者)に気に入られて、この企業に申し込んだら最終面接までスルスルっと通過して最終的にはしっかり受かった」

とおっしゃっていました。

どうやら、所長が僕におっしゃった事は冗談ではなく本心だったらしいです笑

このように、インターシップを通してその企業のお偉いさん方に気に入られると、

案外あっさり就活が終わっちゃうかもしれませんよ(成功という意味です)という裏話も紹介しました。


【時間あるならアルバイト?よりもインターシップおすすめ!】

今回は、僕の心理職のインターシップに行ってみた経験談を紹介してきました。

現在大学で心理学学んでいる方は、将来への漠然とした不安が、

常に頭の中で右往左往していると思います。

中には、その不安を活力にしてアルバイトをして将来への貯蓄をしている方もいるかもしれません。

そのような中でインターシップという、短い期間と時間ではありますが、

普段の大学生の日常生活では体験できない、社会人として働いている方の話を聞けたりその職場環境を自らの肌で感じられるのは、

その将来への不安を軽減する事にもつながるのかな?と考えます。

なぜ将来への不安があるのかというと、実際に社会人として働いている自分や就活をしている自分を具体的に想像できない事による焦りがあるからだと思います。

そうした中で、行きたい!と思った時期にインターシップに行くことで、

将来の自己像や本当に自分がやりたいと思っている事を深く考えることのできる貴重な時間になると考えられます。


この記事を読んで僕・私もインターン行ってみたい!という方は、

ぜひ、早いうちにインターシップに行ってみてくださいね!



では、今回もありがとうございましたm(__)m

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