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「ジャムの旅 〜栗〜」

秋の「ジャムの旅」スタート!
っと言ってもまだまだガッツリ真夏日の9月中旬。

栗の産地、埼玉県日高市の武州農園さんを訪ねた。
知ってました?
埼玉に栗の産地があるなんて。
僕も去年、縁あって視察させていただいて初めて知った。

こんなに近くに栗の産地があるなんて嬉しいな〜。

2年前は高知の四万十町で栗ジャムを作ってきたけど遠かったな〜、あの時は。
「しまんと地栗」っていう立派な栗を使わせていただいた。
いい思い出だ。


都心から車で1時間半ほど、日高市の住宅街に武州農園さんはある。
やはり栗の産地だけあって、そこらじゅうに栗畑があるね。
和菓子屋さんにも栗のお菓子が多い。

午前中に畑に着いたけど、もうすでに30度を超える暑さ。
真夏だね…。

数十年後には栗は夏の風物詩になっているんじゃないか?
そんな心配さえしてきた。

熟して落ちたイガ栗から実をトングで拾う。
5kgを収穫するともう汗だくだ。

やはり栗の棘は鋭くて、分厚い手袋をしていても「チクッ!!」とやられてしまう。
痛い…。

だから基本的には手を使わず、頑丈な長靴でイガ栗を開き実をトングで拾い上げる。
これを続けるのは結構根気がいる。
やはり栗収穫も大変なお仕事だ。

生産者の鈴木さんと栗畑でおしゃべり。
栗栽培の難しさ、収穫の大変さを教わる。
大規模生産地ではないので、やはり収穫も選別も手作業で大変な労力だ。

貴重な栗を使わせていただけて感謝だ。大事に使います。
ありがとう、鈴木さん。

生産者の鈴木さん。
鈴木さんのお父さんと。いい時間だった。

栗のお菓子といえば…。
やっぱりモンブランかな、僕は。

母の話によると、幼い僕は朝起きて「おそばのケーキ!」と叫んでいたらしい。
モンブランのクリームがおそばに見えんたんだね〜。
たぶん不二家とかで売ってる昔ながらの黄色いモンブランだな。
おしゃれな感じじゃなくてね。
懐かしいな。
それにしても朝起きてモンブラン!って食い意地張ってるね…。

そんな「おそばのケーキ」を思い出しながら栗のジャムを作ってみるか。

栗は下処理がとにかく大変だ。
1個1個切れ目を入れて蒸してから、半分に切ってスプーンで実を取り出す。

10kgやったら心が折れた…。

それでも蒸したてのホクホクの栗は美味しい!

素朴なきび砂糖と一緒に煮詰めて、最後に北海道産バターを加える。
栗の甘さにバターのコクと風味が加わって、
「おそばのケーキ」の美味しさだ!

サクサクのトーストに塗れば軽く10枚は食えるな。

そんなモンブランのような栗ジャム、10月発売予定です!よろしく!

これしか写真撮ってなかった…。

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