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ありがとう😊エッセイ2本目。奇跡にかかわる大事なこと。執着は〇〇で手放せる。

こんにちわ。しゅんです。
何かに執着して、悩んでいることありませんか?僕も欲しいのはアレ!仕事はこれじゃないとダメ!あの人とでなきゃ嫌だ!という執着に苦しんだことが、たくさんあります。

ここで、危機的状況で執着せざるをえない「不安」を手放した事例を書きたいと思います。

前回、僕のセミナー体験中に奇跡が起き、小説「54歳マイクエやってみた」が生まれた話を書きましたが、その中で「手放した」ことについて触れました。

この記事を読んだ友人から「手放す」ってことが、いまひとつピンとこなかったという感想をもらいました。あきらめたとか、こだわり捨てたというか言うのは簡単だけど、誰でもできることじゃない気がするが?という質問もありました。

なるほど。

奇跡にも直結することなので、「手放す」の実例を書くことにしました。知人から聞いた話です。

この話の主役はAさん、英子さんとしましょう。英子さんは仕事で海外へ出張した時のことです。無事に現地での仕事を終えて、あとは出国手続きをして帰国するだけの状態でした。

ここで大ハプニングが発生!スリによって、パスポートの入ったカバンを盗まれてしまったのです。海外出張には慣れていたのですが、複数と思われるスリグループの卑劣な手口にやられたそうです。

もうパニックどころの話じゃないですよね?
もちろん大使館へ行けば、帰国に必要な手続きはできるのでしょうが、そんな冷静に考えたり対処できるとは思えません。激しく動揺して、ひどく落ち込みますよね。必要以上に自分の落ち度を責めたり、恐らく捕まらないだろうスリの輩を恨んだりと。

英子さんもさすがに落ち込みました。しかも、手続きしている間に飛行機は出てしまい、その国から日本へ帰るための便が数日後だというのです。日本に帰ってからの仕事も予定されており、強烈な痛手でした。幸い財布、クレジットカードは被害にあわなかったことから、宿泊・食事には困らなかったようです。

あなたならどうします?

気が気じゃないですよね。食事できるといっても何も食べる気なんか起きませんよね。

さて、驚くべきは英子さん。
帰国できるまでの間、観光することに決めたのです。出張ですから、ホテルと打ち合わせ先以外はどこにも出かけずじまいでした。そこまでは、凹んだ気晴らしの意味もありますから、あなたにも想定できたかもしれません。ですが、それだけじゃなかったんです。

な、、、なんと、現地のクッキングスクールに通ったというのです。

その理由がすごい。現地の料理がおいしかったから、それを学びたい!日本に帰っても、どうせ仕事漬けで、スクールになんて通えないと考えたからだそうです。

多くの人は、パスポートを盗難されたことをひたすら嘆き、帰国できないことで、会社の仲間に迷惑をかけてしまうと、つまり「負の感情」にとりつかれてしまうことでしょう。

でも、負の感情にしがみついても、事態が好転するわけではありません。大使館にも航空会社にも都合があります。ここで「手放す」なのです。

栄子さんは、落ち込まないようにしようと考えたのではなく、与えられた時間をどう過ごすか?そこに注目しました。
おいしかった料理を本場で学べる!というワクワクの感情が、帰国できないと困るという不安感を勝ったというのです。

気持ちを切り替えようとしても、「落ち込むのをやめよう」というスタートだと、「落ち込む」という負の感情に注目し、しっかり握りしめていますから、その重力圏内から抜け出すのは困難が予想されるでしょう。しかし、栄子さんのように、「楽しいことに集中して取り組める時間ができた」と、違う角度から目の前の現状を捉え、スタート地点にできるとしたらどうでしょう?簡単に別次元にたどりつけそうな気がしませんか?

いかがでしたでしょうか?
「手放す」ことの一つのヒントになれば何よりです。

「呪い」の執着を手放し、僕ことシュンは自分を取り戻せるのか?
注目の自伝的ファンタジー小説「54歳マイクエやってみた」もよろしくお願いします。

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