マンガに関する独り言001_なぜ老後に備えるのか

ジャンプラに「シルバーロック」という読み切りが載ってた。アプリで見ると、「サスケ烈伝」と「深東京」の次の3番目。この掲載順は、ある意味ジャンプ本誌よりリアルに人気で決まっている感じで、多分読者数といいねの数とコメントの数で決まってる。読み切りの順位としては結構高いほうだと思う。
実際結構面白い。11月6日の日曜日に掲載されたもので、11月8日の土曜までは読めるので、未読の方はぜひ。多分誰でも読める。

で、ここのセリフで結構いいセリフがあった。のでちょっと抜粋する。著作権的にはダメなのかしら。ダメかもしれない。でも引用するよいいセリフだと思ったもの。

(出所:「シルバーロック」三上カン(集英社))

まー、別に言い回しがうまいとかいうほどもなく、陳腐といえば陳腐なんだけど。でも「老後のための資産形成」とかデータ触ってると、そもそも「老後のためって何?」って思う。老後のためって、貯金増やすこと?「やりたいこと」じゃなくて「できること」をやるために老後を送るのか?

もちろん人生、やりたいことをやれるわけじゃない。やりたいことではなく、できることをやることが重要なときだってある。大人になるってことはそういう部分もあると思う。
でも、100歳まで生きてよぉ、できることをやるだけの人生を送るのか?歳食って暇になってできるようになったことと、やりたかったことの区別はできているか?やりたいことやるための資産形成じゃないの?
これは多分間違いないが、歳取ったらできることが減るぞ。時間はともかく、精神力と体力の問題で。一生懸命投資して老後のために資産形成して、60歳か70歳か、そこから3、40年、徐々に減っていく「できること」だけダラダラやって過ごすために金貯めてんのか?

一応「なぜ資産形成するのか」とかのアンケート的データはあるし、どっかで分析してみたいと思う(多分まだ使ってないはず)。ただデータなんてものは、せいぜい政策判断やビジネス戦略策定の参考の参考になればいい方で、自分ごととして「何のために資産形成するの?」ということを考えるには糞の役にも立たないのだ。データとは所詮どこかの他人の意見とか財布の中身とかの合算値でしかない。

思いつきでマンガにかこつけてちょっと書いてみたが、面倒くさくなったのでこの辺で。ちょっと見返したら、データ分析の方の018で似たようなことを書いてた。
ともかくこのシルバーロックは面白かったし、マンガはそもそも面白いから、みんなもっとたくさんマンガ、読もう。


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