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飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/4/4~4/10)

4月に入り大分暖かくなり、人出が増えてきたような気もしますが、未だマスクをしている人が9割といった感じで、いつになったらコロナ前の状態に戻るのだろう?と思ってしまいます。依然遅い時間帯の人出は戻ってきている様子は見られず、変わってしまった生活スタイルは簡単には元に戻らないといった感じがします。飲食店のネット予約も以前のレベルには戻ってきていますが、居酒屋系では特に組人数の減少、電話からネットへの移行、21時以降の減少といった事もあり総客数では、以前のレベルにまで戻っていないお店の方が多いかと思います。既存の業態での売上獲得が厳しいのであれば、業態転向やデリバリーへの拡大を言ったことも検討する必要があるでしょう。また、集客においてもこれまでの既存の方法だけでは勝てなくなる可能性も高く、よりお店側からの発信をしていく仕組みも考えていかないといけないでしょう。

・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況

昨日までの更新がされていないため4/3までのデータとなっています。
【15時】
4月になり、入学、入社で生活行動の変化も起きていそうです。

【21時】
3月末に一気に戻していた六本木もまた1月のレベルに戻ってきており、横ばいで推移しそうです。銀座もほぼ横ばいといった感じで以前-31%。池袋、歌舞伎町は、上下降しながらも微増してきている(-13%前後)。


・コロナで9兆円超消失 21年の外食産業市場規模推計6・9%減
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2d483afd98b9c2e76790532ce8d1dd212483c91

 コロナ禍の2年間で、外食産業は約9兆3000億円の市場を失ったことが分かった。日本フードサービス協会付属機関の外食産業総合調査研究センターがまとめた、21年(令和3年)1-12月の外食産業市場規模推計は前年比6.9%減の16兆9494億円。コロナ禍1年目だった20年の18兆2000億円(前年比30.7%減)に続き、2年連続のマイナスとなったようだ。

・「スタバを抜いて1位に…」経営悪化のマクドナルドがV字回復を遂げ外食産業で"1人勝ち状態"の理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/604d75f3820c2d1d95616a36fc1ca8c393ff4568?page=1

業績悪化が続いたマクドナルドはいかにして奇跡のV字回復を実現させたのか。高千穂大学の永井竜之介准教授は「2015年を底として、マクドナルドは奇跡的なV字回復を果たしていく。その背景には、マクドナルドを『信頼してくれるファン』を増やすための、きめ細やかなマーケティング戦略があった」という記事です。個人ごとにクーポンが最適化されているのは私も知りませんでした。内容はcheckしてみてください。
一方で直近2月の業績は既存店客数2.2%マイナスに転じているといった話もありますので、少なからず値上げの影響が徐々に出てくるのかもしれません。

・ロイヤルHD/錦糸町にDX導入の天ぷら店「TEN Labo」
https://www.ryutsuu.biz/store/p041073.html

ロイヤルホールディングスは4月27日、外食産業の構造的課題の解決にチャレンジするDX店舗として、錦糸町に「TEN Labo」(東京都墨田区)をオープンします。2種類のトークンを交えて運営を行うようだが、あえてNFTを導入してまで行わなくてはいけないのか?がコストを勘案した場合にちょっと疑問に思ってしまいました。新しい技術を取り入れる試みなのでそのあたりは後からもっとできるが増えるのでしょう。




・「外食産業事業成長支援補助金」公募開始へ。飲食店の事業成長を最大1,000万円まで支援
https://www.inshokuten.com/foodist/article/6915/lead/

農林水産省は、外食産業事業継続緊急支援対策事業として、「外食産業事業成長支援補助金」の一次公募を行う。補助額上限は1,000万円、補助率は2分の1以内で、外食産業の事業成長に向けた前向きな取り組みなどを支援することが目的。公募受付期間は2023年4月17日(月)から5月31日(水)となっている。


「卵メニュー」休止、外食大手の3割に拡大 調達難の影響深刻化
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e149bf2b6bad96cb88a2d371661a3ce17c846b0

鳥インフルエンの感染拡大に伴う卵の供給不足や価格高騰など、いわゆる「エッグショック」の影響が外食産業で拡大している。
上場する外食大手100社のうち、2023年に入って卵メニューの休止や休売に踏み切った、または表明した企業は、4月5日時点で少なくとも28社に上ることが分かった。調達も厳しい状況になってきています。


・全国の20~60代の男女3,000人が対象 朝食に関する調査結果で判明した”朝食の理想”にこたえる新メニュー「朝パフェ」を紹介
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000024209.html

全国の20~60代の男女3,000人が対象 朝食に関する調査結果で判明した”朝食の理想”にこたえる新メニュー「朝パフェ」を紹介しています。確かに朝の時間のないときに色々と考えたり、手間をかけたりできないというのはありますね。

<サマリー>

■朝食の悩み
1位:「栄養バランスまで考えられない」53.0%
2位:「野菜・フルーツなどの繊維質のものをとれない」47.7%
3位:「あと片付けが面倒」43.0%
4位:「お腹の調子を整える・腸に良いものをとれない」41.3%
5位:「火を使いたくない」40.2%
■同居する子どもがいる家庭では、子どもがいない家庭と比較すると、朝食の悩みの上位5項目がより高い結果に。加えて、「朝は忙しくて時間がない」と感じている人や、「習慣としてやっていることのうち、大変・負担だと思っていること」として「朝食の準備」や「あと片付け」を負担に感じている人が多い結果に。
■理想的な朝食
1位:「栄養バランスが良い」92.3%
2位:「あと片付けが楽」91.7%
3位:「作るのに時間がかからない」90.6%
4位:「お腹の調子を整える・腸に良い」89.3%
5位:「野菜・フルーツなどの繊維質のものをとる」87.1%

<まとめ-調査結果から->
朝食に求める理想について「栄養バランス」や「お腹の調子を整える」といった健康面の項目が最も高い結果となりました。このことから前回発表した調査結果※「朝食は3食の中で最も“食べなくてはいけない”という気持ちが、“楽しもう”という気持ちを上回っている」要因として、食事として「楽しむ」よりも「ちゃんと食べる」ことで健康を維持したい思いの現れとも受け取れます。
※詳細は、「キユーピーアヲハタニュース 2023 No.27参照」

・ママたちに人気の宅配は出前館! 〜その理由や、ママたちが感じるフードデリバリーサービスへの不満や不安も明らかに〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000305.000007518.html

ベビカム株式会社が、「フードデリバリーサービス利用に関する意識調査」を2023年1月〜2023年2月に実施しています。

Q)以下の中で利用したことがあるサービスをいくつでも選んでください。

Q)以下の中で一番よく使うサービスは何ですか?その理由も教えてください。

Q)平均で、1ヶ月にいくらくらいフードデリバリーに使いますか?


・2022年度「後継者難」倒産は409件 5年連続で増加、最多件数を更新
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20230410_02.html

飲食だけの話ではありませんが、2022年度(4-3月)の後継者不在に起因する「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)は、409件(前年度比0.9%増)だった。2018年度から5年連続で前年度を上回り、調査を開始した2013年度以降で、最多を更新しているようです。中小企業が減っていくと地域雇用の受け皿がなくなり、さらに人口減と地域経済の衰退につながっていく可能性を考えると近隣の外食へ産業への影響も出てきますので他人ごとではないですね。


・デリバリーサービス「Wolt」東京・埼玉・広島でQコマースを拡大!イズミなど、計5パートナーと2023年3月より順次サービス開始 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000051508.html

Wolt Japan株式会社はこのたび、注力領域であるリテール(小売)分野のデリバリーをさらに強化し、2023年3月25日から5月にかけて、東京・埼玉・広島にて、スーパーマーケットやリカーショップといったパートナー企業とのサービスを順次開始するとの事。色々な企業とのパートナーシップを昨年から続けていますが、いまいち都内では浸透していっている感じを受けないのが気になります。


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