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淋しい夕刻

雲ひとつない青空が
赤くただれてゆく
やがてはあおぐろく変色し
夜が すべてを安楽へと誘い込む

私の心は淋しさにふるえ
人肌のぬくもりと 確かな愛とを欲し
傷つけられた獣のように
弱り果ててしまう━━

いとしい人に会えるまで
あと何日…とカレンダーを数えると
私の淋しさは 泣かんばかりの淋しさは
増強されて いよいよ苦しくなる

ふた月の日々の長さよ
狂わんばかりに心みだれて
酔いきれぬ酒を飲むことの
いとも哀しい むなしさよ…


(2024.7.3)

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