詩作の重さ
書くことを望みながら
言葉というものの重さに圧倒され
押し黙ってしまう私がいる
言葉という材料は重く
それを編んで詩にするというのは
じつに大変な作業のように感じる
言葉によって人の心が傷つき
死に至ることもあると考えると
言葉に触れることを
ためらってしまう私がいる
それでも言葉が人を生かしめることもある
若い頃 私が詩作によって
自死を免れたことがあったように
そして私は 再びペンを執るのであった
(2024.9.14)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?