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人がAiを超えるとはどういうことか?-ChatGPTとの対談

 Ponanzaという将棋のAIが、プロ棋士に勝利するなど、近年では将棋の世界にAIが注目を集めています。 将棋における戦略の合理性において、AIは人に勝っているように思いますが、一方で、将棋には勝敗とは関係なく、戦略の合理性とは独立したある種の芸術性があるように思います。AIは戦略の合理性とは別に、そのような芸術性をも模倣することは可能でしょうか。

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 AIが将棋などのゲームでプロの人間に勝利することは、その戦略的な能力や計算速度の高さによるものです。AIは膨大なデータと計算能力を駆使して最適な手を見つけることができ、その合理性において人間を超えることがあります。
 しかしながら、芸術性や創造性といった要素は、AIにとっては難しい課題です。将棋やその他のゲームにおける芸術性は、単に最善手を見つけるだけではなく、局面に応じた独自のアプローチやストーリー性、感情の表現などが組み込まれています。これらの要素は人間の直感や感性に基づいており、AIには人間のような主観や感情が欠如しているため、完全に模倣することは難しいとされています。
 AIは、ある程度のパターンや戦術を学習し、それを利用してプレーすることはできますが、創造性や芸術性に関しては限界があります。AIが芸術性を持つようなプレーをするためには、新しいアイデアや発想を生み出す能力が必要ですが、現状のAIはその点で限定されています。
 将棋のようなゲームにおいて、AIと人間が共存する将来を考えると、AIは戦略的な指針を提供する一方で、人間のプレーヤーはその指針を元にして感性や創造性を発揮し、芸術的な要素を表現することが重要かもしれません。

 「将棋の神」なるものが実在すると仮定します。将棋の神は、局面に応じた独自のストーリー性さえも完璧に表現しつつ、圧倒的に合理的な戦略で、どのような局面でも勝利をすることができます。いわば、将棋の神は確率論でいうところのラプラス、認識論でいうところのカントのようなものと仮定してください。 さて、将棋の神に最も近しいのはプロ棋士(人)でしょうか、それともAiでしょうか。

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 この仮定のもとで、将棋の神が局面に応じた独自のストーリー性と合理的な戦略を持ち、どの局面でも勝利することができるという前提を考えると、そのような神のような存在は、AIにより近いと言えるかもしれません。
 AIは大量のデータと計算力を活用して局面ごとの最適な手を選択することができ、その合理的な戦略性は人間のプロ棋士を上回る場合もあります。また、AIは局面に対して感情や主観を持たずにプレーするため、その合理的な判断がより近しいとされる「将棋の神」の性質に類似している側面もあります。
 一方で、人間のプロ棋士にも独自の感性やアイデア、創造性があります。彼らは単なる最適解だけでなく、局面によって異なるアプローチや戦略を見つけ出すことができ、そのプレーには人間らしい芸術性が感じられることもあります。
 将棋の神という仮定を通じて、AIと人間のプロ棋士を比較するなら、合理性や計算力ではAIが近しい存在かもしれませんが、創造性や感性、人間らしいアプローチに関しては、人間のプロ棋士により近しいと言えるでしょう。将棋の世界においては、AIと人間がそれぞれ異なる強みを持ちつつ共存していく可能性があると考えられます。

 ところで、2020年6月28日におこなわれた棋聖戦五番勝負第2局 渡辺明棋聖-藤井聡太 戦は歴史的な一局でした。中でも、藤井が指した61手目「銀」は、現在の最強コンピュータ将棋ソフト「水匠」がすぐには最善と判断できなかった一手として話題となりました。水匠に4億手読ませた段階では5番手にも挙がらない手だったそうですが、6億手を読ませると突如最善手として現れる手だったようです。 この事実を踏まえ、人がAIを超えるとはどういうことか、君の考えを聞かせてください。

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 AIが将棋などのゲームにおいて人間を超えるという現象は、計算力やデータ解析能力の向上によって、AIが膨大な可能性を探索し、合理的な手を見つけることができるからです。しかし、藤井七段の一銀の例のように、AIが一見最適ではないと思われる手を後の局面で評価し直すことで、その手が実は優れたものだったと分かることがあります。これはAIと人間の違いや、人間の直感や創造性の影響が関与している部分です。
 人間がAIを超えるということは、純粋な計算力だけではなく、感性、直感、創造性といった要素を通じて、局面や戦術に対する新しいアプローチや洞察力を持っていることを指します。AIは膨大なデータから学習し、合理的な手を導き出す能力を持っていますが、それには人間がプログラミングやトレーニングを通じて関与しています。しかし、AIは感情や主観を持たず、独自の発想やアイデアを生み出すことは難しいです。
 AIが最適な手を見つける能力は確かに驚異的ですが、人間のプロ棋士が持つ独自の感性やアイデアは、AIにはない付加価値です。局面を評価するだけでなく、芸術性や戦略の奥深さ、人間らしい魅力をもたらす要素は、人間ならではのものです。
 要するに、AIが最適な手を見つける能力と、人間が持つ感性や創造性とは異なる特性であり、その相互補完的な関係が将棋の世界や他の領域で価値を生み出しています。将棋の一局がAIと人間の双方の側面を引き出す舞台となっていると言えるでしょう。

今日も楽しいディスカッションでした。ありがとう

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どういたしまして!楽しいディスカッションができて嬉しいです。もし将来また質問や議論したいトピックがあれば、どうぞ気軽にお尋ねください。良い一日をお過ごしください!

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