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隣のキミであたまがいっぱい。
著:城崎
いらすと:みわべさくら
最近、読書欲が爆発しているのです。
インターンの期間中仕事も覚えるのめっさ大変、というかベンチャーで社長直下のインターンなので決まった仕事がなく、その時々にあわせてやっていかなければいけないのです。しかし、最近はなんとかかんとかコツをつかんできて、少し余裕ができてその空いた時間を読書に思う存分使い放題なのです♪
もちろん、趣味の物語だけでなく、ビジネス本も同じくらい読んでますよ。だから、ある意味チャンスと考えて欲望のままに書店に行って~気に入った本を買いあさってます!ここだけの話、インターンがんばった結果、ちょっと昇給したので、本がたくさん買えるのです!やったね♪
さてこちらの本ですが、最近というか、なんかずっと前から”隣”という言葉に少なからず好印象を持っていたので、タイトルを見て即決で買いました。寮に着いてイラストや著者、あらすじを見たのですが、たぶん好きな物語だなと思いました。さて読んでいきましょう。
あらすじ
「私、あなたの隣にいることに決めました!よろしくお願いしますね?」
他人の思考が”読めてしまう”如月と、彼女の能力を限定できる北斗のなんとも淡い物語。
如月
「これは、人の思考を読める系美少女の私『如月』と、それに振り回される『北斗』さんのラブコメ的な日常のお話です!」
北斗
「振り回しているという自覚はあったんだな」(ラブコメって・・・)
如月
「そうですね。では、お詫びに『お兄たま』と呼んで差し上げましょうか?」
北斗
「・・・うっ」(こいつ…昨日俺が攻略した妹の口調まで把握できるのか・・・!)
物語について
なんというのでしょう、登場人物たちに共感しかしません。北斗の行動力はすごいなと思います。そんなことがあったら自分もそう考えるだろうなぁというのが多かった気がします。
物語は、北斗の視点と、如月の視点から描かれてます。筆者曰く、カクヨム時代は北斗の視線だけだったようですが、如月の視点も書くことでなるほど面白い構成になってると思います。地の文が基本的にそれぞれの考えが書かれているので本人の視点で物語を見ることができ、とても没入しやすいと思います。実際自分も一気に読んでますし。
カクヨムから上がってきたということで、たしかに歴代の小説と比べると、文体が幼く(という表現が正しいかちょっと怪しいですが…)すこし、ビジネス書から純文学、ライトノベルと乱読してる途中ではいると疑問符が浮かびそうになりましたが、気持ち的にはとてもワクワクドキドキしながら読めました!
如月の終始敬語だけど、時折見せるタメ語がなんとも言い難く良き良きの好きですね。
北斗も思考読まれることを上手に利用しているのは、うまいなぁと思ってました。
二人の関係というのは、なんとも難しそうですが良い関係だなと思います。今の僕も、なんかそういうように感じられる(本人はどうだかわかりませんが、思考は読めないので)人がいて、というか如月に似てて、あれどっかで?とかちょっと思いましたねw
思考が読める読めないに限らず、何事も良い事と悪い事があって表裏一体なんだと思います。結局能力があろうとなかろうと、それぞれでどう受け取り、どう感じて、どう考え、どう行動するかだと思うので。
最後に
この物語を創ってくださった城崎さん、きれいで可愛いイラストで物語をさらに好きにさせてくれたみわべさくらさん、そしてカクヨムから書籍化、全国の書店に並べてくださった方々、本当にありがとうございます!!
ぜひ、続きを!続きをお願いします!!
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