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俺たちのラグジュアリー

ソトアソビは最高だ。

アレやコレやと装備品を選び、前日のうちに食材を揃える時間の高揚感。街と自然の境目を楽しむ道中の景色、SA(サービスエリア)の車内で過ごす休憩時間、そしてキャンプ地に到着した時の自然の音、風、気候、動物の声で五感はもう最高潮。

今回訪れたのは、標高の高いキャンプ場。車の乗り入れができないので、駐車場からバックパックを背負ってサイトへ。

寝床に合う場所を慎重に選び、ザックから軽量化されたテントを取り出し、なるべく短時間で設営したら、少し休憩する。

重い椅子やテーブルは必要とせず、大抵は小さな座布団マットかThermarestのトレッカーチェアだ。個人的には、それで充分。


休憩をしたら
キャンプ場から見える景色を撮りに行く。


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PM4:30

山々を眺めながら、冷たい山の風を感じる。
新しい景色が、本当に好きだ。

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テントは Six Moon Designs / Lunar solo。木々に囲まれて、さほど風が強くない日だったので、UL(ウルトラライト)仕様のテントを持ってきた。700gを切る重量なのでバックパック向きだ。


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”師匠”と呼ぶ友人。

師匠とのキャンプは本当に楽しい。お互い写真稼業だけど、写真の話をほとんどしない。今回は少し仕事の話が多かった気がするけど、多くの時間は焚き火を眺めていたり写真を撮ったり、思い描くアウトドアについて…とか、そんな類の話をした。

そんな師匠は、私のことを”先生”と呼ぶ。


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MSR / ウィスパーライト のプレヒート中が好きだ。多くのキャンプ用品は、ガス缶とユニットを接続して点火をすれば簡単に火がつくのだが、ガソリン系ストーブの多くは、管を温めてガソリンを気化するためのプレヒートが必要なのだ。ガソリンを使用するので、もちろん使用後は煤だらけ。もちろん、定期的なメンテナンスも必要だ。何なら火力調整もほとんどできない。

そんな面倒を超えて、じゃじゃ馬のように暴れる炎を眺めることが楽しみの一つなのだ。

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PM7:00
夕飯の時間

場を照らすものは、お互いヘッドライトと焚き火のみ。
調理方法だって、”焼く”だけ。
気の合う男同士なら、それくらいで良いのだ。

PM9:00
就寝。

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AM5:00

雲海が美しいと言われている高原の朝は、雲海と分厚い雲の二層で分かれた景色だった。

美しいグラデーションだ。

AM5:30
うまく寝付くことができなかったので、二度寝。

【原因】
・ツルツル素材のテントを、斜面で設営した。
・ツルツル素材のマットを使用してしまった。
・相乗効果でツルツルツルツル。

【結果】
寝不足。


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AM7:30
再起床

朝ごはんは、決まってカップ麺とパン。キャンプの朝は、なるべく楽をしてグダグダと過ごすことが楽しみなのだ。

大きな岩があったので、そこに腰掛けて湯を沸かす。MSR / ウィンドバーナー は音速で湯を沸かしてくれるから、大好きだ。

師匠はタバコを吸っていた。


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AM…
忘れた。

朝散歩の時間は本当に好きだ。強すぎない太陽の光、気温差が生む湿度、霧、もう少しボリュームダウンを望む小鳥の声。

自生する苔、土地特有の草花、時々不愉快なザトウムシ。

大群で来ると困る、ザトウムシ…。


AM11:00
撤収。

キャンプ道具を片付けたら、少し歩いて車へ。
駐車場でLeicaの話で盛り上がる。

師匠とはここでさようなら
また次のキャンプ地で。

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大袈裟なモノは何も無くて、今日という日が人生のターニングポイントになった訳でもない。

今回も良いキャンプができた。

ただそれだけの事実が嬉しくて、また良い景色を求めて山に行きたいと思うのだ。それがキャンプなのか登山なのか分からないけど、そうやって体験を共有することが、人生の財産だと感じている。

それが…

俺たちのラグジュアリー

というワードに集約されたのである。

ちょっとオジサンくさいかな…
まぁ、いっか。

また書きます。

Syuheiinoue


○今回使用した写真機材
・SONY α9ii
・SONY SEL20F18G
・SONY SEL35F18
・SONY SEL55F18Z
・SanDisk 64GB Extreme PRO
・thinkTANKphoto TurnStyle 10 V2.0
・Tokyographer OPF550,650-L


今後の活動やプロジェクトに活用させて頂きます。ありがとうございます!