リゴッシ@守破離・理

守破離の理のままに、世界の変化を、個人の変化を、感じて生きてみるって思考実験。

リゴッシ@守破離・理

守破離の理のままに、世界の変化を、個人の変化を、感じて生きてみるって思考実験。

マガジン

最近の記事

ワダッソの夏におもう

野鳥の鳴き声とともに、強烈な朝日が僕に差し込む。もうこれだけで、酔いは吹っ飛ぶ。僕が借りている部屋「ワダッソ」は、昭和にできたであろう華奢な造りの2階建て4部屋のアパートだ。まさにアパートという響きが完ぺきに当てはまる建物であり、目の前の小川沿いに整備された公園の桜並木とのフュージョンは、「すべての自然を受け入れる」がコンセプトじゃと言われても納得する。 僕は、その桜並木の公園に引かれて、ここに住むことにしたわけで、夏の暑さ(冬の寒さ……まだ経験していないが)も、一応織り込

    • 桜並木の向こう側の花火

      ワダッソの前の桜並木は、生き物たちの憩いの空間だ。鳥たちにとっても、僕たち人間にとっても。 そんな桜並木を、歩くと、不思議に小さい頃のことを思い出してしまう。 それも、新しい気づきというか、「ひょっとして、あの時の人は、こう思ってたんじゃないか?」というような発想がやってきて、「なら、しょうがないな」という風に思えてしまったりする。 俗に言う「過去の書き換え」みたいなことが、自動で起こるから不思議だ。 そんな桜並木は、夏の猛烈な日差しに照らされて、葉っぱが真ん中で折れたよう

      • 僕の脳の真ん中が小鳥ちゃんとつながっとる

        朝、僕が目覚めたら、僕の脳が勝手に家の外の小鳥ちゃんとつながっとる…… こんな事あると思います? 自分の中に、未知の自分がいる、、仏像の中に体内仏が埋め込まれていたって感じの驚きで、少々ビビてしまう。 ワダッソに引っ越して2ヶ月が過ぎた6月のとある休日の朝。台所の窓越しに完全無欠な朝日が差し込んできます。台所の磨りガラスごときでは、6月の朝日を弱める事はできません。 1Kのワダッソで、台所の方に枕を置いて寝ている僕は、その時、朝の微睡の中にいました。 微睡の時間は、眠りをむ

        • ビカクシダ

          「あぁ……買っちゃった……」 西に傾く太陽を背に、買い物袋を提げて歩いている僕は、心の中でつぶやいた。 買い物袋の中で、トマトときゅうりの苗、それに小さなビカクシダもゆれている。 30分ほど前、僕はホームセンターで丹念に野菜の苗を選んでいた。 「やっぱりトマトは外せねー……食えるぜ」 「きゅうりにも今年は大活躍してごせ!」 とかって幸せ満喫な未来を頭に描きながら、苗を手にレジを通過した。 僕は思う。幸せな未来を描く時ってのが、幸せの真っ只中にいるんじゃないか、ってこと。 そ

        ワダッソの夏におもう

        マガジン

        • ワダッソ
          6本
        • あ・ホンや
          1本

        記事

          あいや~から始まったGW

          出発 「あいや~」 パッと目覚めてスマホを見たときの反応だ。 朝の2時半に起きる予定が、3時半(これって出発する時間)だったのだから、寝ぼけてなんかいられない。一気にアドレナリン放出。 僕は、速攻あるのみと決断し、荷物をボストンバックへ放り込むようにしてワダッソのドアを閉めた。 台所には昨夜食べた惣菜のパックが洗わずに置いてあるのがチラッと目についたが、この勢いを停めるわけにはいけない。 なんせ始発に乗るためには、徒歩1時間の道のりを、半分の30分で走破しないといけない。

          あいや~から始まったGW

          引っ越し

          昼過ぎまで降り続いた春の冷たい雨に散った桜の花びらで、白く見える川沿いの遊歩道を、僕は足速に家を目指している。 午後5時をまわり、引越し業者さんとの約束の時間を少しオーバーしている。少し汗ばんだ僕は、部屋の中へ入って上着を脱いだ。 荷物も何もない、がらんとした部屋で、佇むとすぐに思考が働く。 「夜になると、暗いけー作業が大変じゃねーか?」 とか 「ほんに荷物は、全部入るんじゃろか? 寝るスペースあるんじゃろか?」 思考は、脳の大量なリソースを使って、勝手に心配してくれる。たい

          ワダッソ

          「公園、見えますでしょ」 と言って、窓を開けて、さっと体を引いた。 窓枠の向こう側には、木々に囲まれた公園が見える。 「土日には、お子さんでいっぱいになるんですよー」 と説明を続けるのは、不動産屋の担当者だ。 「でもですね、先ほども言いましたとおり、お隣さんがですね……うるさいんです」 と、部屋の中へ視線を移した僕の横顔へ説明を続ける。 僕は、確かにいい感じを受けるのだけど、 若干の圧迫感を受けるのが気になる。 僕は軽く「なるほど」って応えて、次の物件を促した。 5分ほど車を

          絡まりあう生命(by奥野克己)

          序章 平地における完全なる敗者 1 マレーシア、現代世界の片隅で  東南アジアの先住民族「プナン」。その家族と都市に買い物に出かけホテルに宿泊し、買い物に行こうとした時のこと。プナンの民は位置を把握するために、「川の流れがどうなっているか?」を確認するために、みんなで川まで歩いて行って確認したとのこと。なるほど。筆者は紙に道を書いて教えようとしたけど、それではプナンの民は理解ができなかったことに、驚いていた。  自分はどうか?  中国山地のど真ん中、島根県の山中(広島

          絡まりあう生命(by奥野克己)

          フューチャーマッピング

          フューチャーマッピング

          フューチャーマッピング 鬼の結果

          コツコツ積み上げた前半。朝ラン6日で通算100キロ達成!朝日がキレかった〜…ですが、迷いが生じました。人生にサマヨウ感じも…マップの福に助けられたか? 「どうにでもなる」と開き直り福の道を邁進!

          フューチャーマッピング 鬼の結果

          フューチャーマッピング 鬼の週

          フューチャーマッピング 鬼の週

          フューチャーマッピング 渡り鳥 結果

          順調に飛行を続けていましたが、嵐が来ました。鬼まで出てきたり…でも実は菩薩様だったりして… 気分は急降下しましたが、途中の島にも助けられ、飛び続けることできました。感謝。

          フューチャーマッピング 渡り鳥 結果

          フーチャマッピング 渡り鳥

          海を超え、渡り鳥は、飛んでゆきます。

          フーチャマッピング 渡り鳥

          フューチャーマッピング 松の結果

          最初、元気よく飛び出したものの、どういう道を選択しようか?迷いが決断を遅らせて、週の後半のジャンプアップならず。 迷いは、いい未来を招きませんね。

          フューチャーマッピング 松の結果

          フューチャーマッピング 松

          松は、痩せた土地で元気に育ちます。風雪にも耐え、しっかり根を張りますね。でも、火事なんか起きちゃったら・・・それでも復活! 苦労した分、見事な松になりますよね。

          フューチャーマッピング 松

          フューチャーマッピング たまご焼きの週

          たまご焼きの結果です。 上手く立ち回っていましたが、週の中盤にザブンと大きな波に攫われ、SOS。たまごのLove に救われつつ、海から上陸。遠くの山って目標を見定めて、進みはじめました。

          フューチャーマッピング たまご焼きの週