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なごむ緩和ケア。早めにかかってよかった。

明日は緩和ケアの日。わたしは緩和ケアの先生に会うことを楽しみにしている。がん告知をうけた1月。疼痛のケアのためにペインクリニック代わりにかかることになった緩和ケア。最初にそのドアをあけたときに、先生に言われた言葉が

「緩和ケアにきたら、もう末期で終わりなんじゃないかと感じるかもしれないけど、ペインクリニックがこの病院にはないから、その代わりとしてしばらく通ってくださいね」

というものだった。病気についていろいろ調べていたわたしは、緩和ケアは早期に受診すべきとお医者さんがTwitterでつぶやいていたのを見ていたので、まったくそんなことは感じておらず、早めにかかれてよかったなーぐらいに思っていた。(ステージ4で治療に期待するなといわれていた状態が早めかどうかはわからないけど…)

忙しい主治医の診察はあっというまに終わる。そのときは、聞いて答えることに精一杯で、あとからあれどういうことだったのかな?と思うこと山の如し。そういうときは30分という時間を予約できる緩和ケアの先生に相談するという流れが治療の不安をへらし、満足度を高めてくれる。基本的に主治医が決めた治療方針を支持し、フォローする形の話が多いけど、その「いらんこと言わない」感じが人柄を感じられて安心する。

7月のCT検査の結果を見ながら主治医から経過良好である旨を聞いたあと、看護師さんに「あばら骨折してること先生言わなかったねー」って言われて「え!骨折してるんですか?!」となったけど、あとの祭り。主治医には聞けず、このときも緩和ケアの先生に聞いてみた。そしたら実際のCT画像をみながらとてもわかりやすく解説してくれた。要は骨にあるがんの腫瘍が消えていくときに、骨にコブのようなものをのこし、それを骨折と表現しているのであり、ぽっきりと骨が折れているというわけではないらしかった。紛らわしいぞ看護師さん、もう。

どうしても休めない日があるといえば「主治医に怒られるかな〜」と言いながら、ステロイドを処方してくれるのだけど、その薬袋に「痛み止め」などとは書かず「がんばりたいとき用」と書かれていて、調剤薬局の人に笑われたりする。そういうユーモアが好き。

医療用麻薬の痛み止めを処方してくれるときには、困る副作用と生活スタイルを言えばそれにあうようなものを処方してくれる。わたしの場合は最初の薬は眠気がすごくてまともに本を読むこともままならなかった。突然、咳が激しく出ることもあった。

「医療用麻薬はものすごくたくさん種類があるから、どんどん試して自分に合ったものを見つけたらいいから」

と、ホントにいろいろ処方してくれて、今飲んでる薬は使い勝手に満足している。今はもう痛みを感じなくなってきているので、ほとんど飲まなくなったけど、痛いときはホントにありがたかった。

そんなわけで…抗がん剤が効いている今、緩和ケアではあまり話すことがない。そうなるともう通うのやめます?と言われそうだけど、主治医の解説役としてまだまだ通い続けたいと思っているのだけど…どうなるかなぁ。

緩和ケア、おすすめです。



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