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病名を書いてもいいかなと思った。

このnoteで病名を隠し続けてきたけど、なんとなくもういいんじゃないかなと思うようになってきた。体調や治療のこと、薬の副作用のことなどを体調と気分のままに書いてるんだけどやっぱり書くときに不自由がある。

告知をうけたときは、自分的にもわりとセンセーショナルでショックが大きかったし、受け入れるのに時間がかかった。

会社をやってる立場上、どうやってみんなに言おうか、どこまで関係のある人に言ったらいいのかとか気にしていたけど、告知が1月。それから10ヶ月もこの病気と付き合っていると、病気であることが日常になってきて持ち前の楽天的な性格や隠し事が苦手なこともあり、もちろん本当に幸いなことに薬がよく効いていて、まわりに話してもあまり心配をかけなくてもよくなってきているのかな…という状況に今はなっているからということが一番大きいことで。


そんなわけで、書きますね。

2019年1月 乳がん告知 すでにリンパ節、骨、肝臓に転移ありのステージ4。

2月より抗がん剤治療をスタート。
MIB-1(Ki67):51.3%、HER2陽性、ER陽性、PgR陽性

最初の診察では、余命は1年ないかも。今後の治療にも期待をしないようにと言われました。この時点で疼痛が出ていたので、麻薬系の鎮痛剤を処方。ペインクリニックとしての緩和ケアにかかりました。

使ってきた抗がん剤:
パクリタキセル、ハーセプチン、パージェタ
 →2回めの投与途中でアレルギー反応。中止。

アブラキサン、ハーセプチン、パージェタ
 →副作用がつらく1度脱水で入院。3回投与後、血中カルシウムが減るという副作用が発覚。1回休んで経過をみる。ハーセプチン、パージェタだけの投薬は副作用が少なくて楽園の気分です。

5月に検査をしたらまともに抗がん剤をしていないわりに、主治医もびっくりの経過良好。当初、肝臓の数値が悪すぎて使えなかったドセタキセルを使っていくことに。  

ドセタキセル、ハーセプチン、パージェタ
→副作用がつよくですぎるきらいがあるので、6割の投薬だったのに肝臓の回復に気をよくした主治医が「満量で!」とのことでやってみたら、やっぱりひどい副作用がでて、顔の発疹(血がにじむ)、涙管が狭くなって目に膿がたまる、内臓の炎症で脱水などで入院。次の回から6割の投薬に戻る。

7月の検査でも経過は良好。ドセタキセルにお休みをもらってハーセプチンとパージェタだけの投薬。副作用が軽くてホントに楽です。はやくドセタキセルやめれるようになりたい。

8月に頭が重い、起床時に頭痛がする、いくらでも眠れてしまうという症状があったので、MRIで検査。脳に転移があることが発覚。ちかくの脳外科病院でガンマナイフを受けることに。1cm未満の腫瘍が13個あって、全部照射。1ヶ月検診では前回のはほぼ消失したけど、新たに1個みつかる。ガンマナイフをうけられるのは3ヶ月に1度なので12月まで経過をみることに。

首から下の腫瘍のコントロールは、今の抗がん剤でできているので、ドセタキセル、ハーセプチン、パージェタを続けていくことになってます。9月にはやっと飲酒の許可がでましたけど、それほど積極的に飲みたいとは思わなくなってます。酔う前にやめたい。

と、ここまでが今ココというやつです。

自分ががんになったというときに、決めていたことがあって、それは代替医療をうけないということ。標準治療を受けていくんだということは決めました。でも抗がん剤の副作用がつらくて栄養がとれていないような気がして、補助的にサプリメントをはじめました。そのことは前回と前々回の記事に書きました。

今の時点で今年1月に主治医から告知された余命1年以内っていうのは、なんとかクリアできそうな気配です。ここから脳にある腫瘍がなんかしたり、新たな転移がみつかってどうにかなったりも可能性としてなくはないけど、スタッフに協力してもらって会社をうごかし、体調の変化に気をつけて主治医と緩和ケアの先生に相談しつつ、完全になおるってことはないだろうけど、少しでも元気な状態を続けていきたいと考えてます。

そんなわけで、このnoteももう少し具体的になって行くんじゃないかなと思います。病気の話は暗くなりがちだし、明るく書いても無理してるように感じられるし、読みたくない人も多くいるだろうから、どうしようか迷ったし、今も迷ってるけど、誰かの参考になったり、そういう風に暮らしてる人もいるんだーって誰かに知ってもらえたら。

結末はどうなるかわからないけど「広がるよろこびは、生きるたのしみ」そんな風に思えるようになってきたってことです。


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