友達と遊びたくないやつ

 学生時代、それなりに友人と遊んだり、対人でカードゲームを嗜んだり、大会に出たり、明白な陰キャであるが、社交的な面を持ち合わせていたと思う。
 しかし、「早く帰りたいな…」「帰りたいって言いにくい。」「もう自分のやりたいことは終わったから解散したいな。」「この時間何?」と思うことが多くなっていった。
 結果的に、人との約束や予定を立てたり、外出をすること自体が苦痛になった。これは友好度合いに限らず、親や彼女だとしても感じることが少なくなかった。
 燃え尽き症候群や抑うつ症状の一種なのかと考えたりもした。しかし、今に始まった話ではなかった。昔からそういう一面はあった。例えば、実際に予定もなく予定があるといい途中で家に帰ることがあったり、特に予定や体調が悪くはないが、予定をキャンセルすることは稀にあった。
 家が好きといえば好きだが、特別外に出る事を嫌悪しているわけではない。しかし、学生時代は親との関係もあまり良好ではなかった為、昔に比べて一人暮らしをしている今のほうが、家にいる時間が好きなのは事実だ。
 全てが面倒だというわけではない。勿論、楽しい時間もある。ただ、特別やることが無ければ帰りたくなる。自分自身コミュニティが小さい中で生きているので相手が嫌いだということも当然ない。遊びに至るまでのプロセスが煩雑になることはある。目的やプランをある程度立てて行動するのが元から好きだ。
結論として、「自分の時間」というものに重きを置いている可能性は高い。
「この時間があるんだったらもっと快適な時間の使い方ができたよな…」
今、この時間は自分にとってリラックス出来ていないと思うと一気にモチベーションが下がることがある。
これは誰しもあることなのだろうか?
 自分は元々対人のカードゲーム嗜んでいた。
当時面識があったプレイヤーの今を見ると今でもゲームをプレイしていたりそこから発展した職業に就いている人物など自分から見てアクティブだと思う人間が圧倒的に多い。ゲーム自体嫌いではないが、純粋に愉しむという枠組みから外れて義務的になったらストレスによる負担のほうが大きくなる。
 ある意味、この遊ぶの面倒だという感情もそれに近いだろう。「惰性で友達と遊ぶ。」書いていて相手に対して明らかに失礼である。惰性にならない為にと考えるが、難しく生きにくい世の中である。

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