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【創作大賞感想文】なんのはなしですか。


みのむしさんへ。

長編小説「なんのはなしですか。」
完結、おめでとうございます。

みのむしさんとnoteで出会ったのは半年ほど前かと思います。デザート付きの、少年のようなピュアな詩や、まっすぐな言葉が素敵で、甘いものが苦手な私ですがデザートまで読んでおりました。

そのころから、どことなく自分に近い感覚を感じていたのだと思います。パーカーにヘッドフォン、中性的な印象に同じ空気感をほんのりと。

私が「指のキヲク」というエッセイを書いたことに、みのむしさんとのつながりを実感することとなりました。


みのむしさんは、フォロー返し、あるいはスキ返し、はせず、ちゃんと読んでいいなと思った記事にスキを返します、というスタンス。
そんな方の、スキやフォローは、ちゃんと読んでいただけた、なおかつ好きだと思っていただけたのか、と嬉しいものです。

そうやって記事に向き合われるみのむしさんが、
「なんのはなしですか」と言い始めました。

なんとこの詩は、私の「指のキヲク」を読んで書きたくなってしまい…とのこと。
みのむしさんは「なんのはなしですか」へ迷い込み、私はそれを追うように路地裏へ踏み入れることになるのです。


そこからのみのむしさんは、路地裏を果敢に歩み進め、なんのはなしです課、どうでもいい課などズンズンと路地裏界隈を進んでいかれました。

私は「なんのはなしですか通信」を読んで、みのむしさんがズンズン歩み進めて行かれる理由を悟ります。通信では、あの路地裏には、とても面白く興味深く惹きつけてやまないno+erさんたちがたくさんいるということを伝えていました。

文章力、語彙力、そして稀有な体験談や豊かな発想力。それらがふんだんに溢れておりました。

そうですよね。それで、とうとう…。

みのむしさんは、果敢にも、路地裏を舞台に小説を書きはじめてしまったのでした。ひとつひとつの記事に、真摯に向き合うみのむしさんだからこそ、導かれ、繋がってゆくストーリー。
作者の描く路地裏では、私も直にみのむしさんとおしゃべりしているという楽しいに決まってる場面をも、実現されていました。

読み進めていけばいくほど、路地裏の素敵な方々にお会いできて、その奥深さを知りました。こんなにも路地裏にはクリエイティブな方々がいらっしゃる!!

それもそのはず、みのむしさんの大将、コニシ木の子氏の包容力たるや、はかりしれません。

「なんのはなしですか」といえば、かならずかけつけ、読んでくださる。コメントもくださる。そして、通信に載せてくださるのですから。


まっすぐなみのむしさん。
その前を行くコニシ木の子さん。

小説「なんのはなしですか」は、そんなお二人と、路地裏で出会える素敵な人々の記録。

少年のようにワクワクしながら、まっすぐに描ききったみのむしさん。こうやって生まれていく小説もあるんだ…と、日々生まれゆく様子に立ち会ったような、そんな大切なお話でした。


ありがとうございました。


路地裏へのお誘い、
ついて行ってみてよかったです。







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